量子論的な観点にたてば、宇宙は互いに依存しあった複数のエネルギー場が一体となり、複雑な相互作用が網目のようになったものだ、ということが判明する。(P166)

 

生化学の研究者がとくに当惑してしまうのは、物質的な部分とエネルギー場とが、”互いに連絡をとり合いながら”、途方もなく複雑で、一体となった系をつくっていることが認識できないからだ。(P166)

 

量子宇宙における情報の流れは直線的なものではなく、”全体的”である。細胞を構成するさまざまな要素は複雑な網の目のようにつながりあい、情報が入り乱れながら交信が飛び交っている。(P166)

 

この五十年間に発表された数百数千万というその他の科学研究は、一貫して、電磁スペクトラムの「目に見えない力」が生体調節のあらゆる面に深く影響をあたえていることを明らかにしている。

 これらのエネルギーには、マイクロ波、ラジオ波、可視光線、超低周波、可聴周波数などがあるが、「スカラー・エネルギー」という最近認められるようになった力も含まれる。特定の周波数とパターンをもつ電磁放射が、DNAやRNA、タンパク質合成を抑制し、タンパク質の形と機能を変化させ、遺伝子制御、細胞分裂、細胞の分化、形態形成(細胞が集合して器官や組織をつくる現象)、ホルモン分泌、神経の成長と機能などをコントロールしていることがわかってきた。(P178)

 

人間は単なる物質の塊だ、という考えを捨てた時、わたしが悟ったのは、自分が追い求めてきた科学のキャリアが時代遅れであるというだけではなかった。強め合う干渉を自分自身でもっとつくりださなくてはならないということにも気づいたのだ。
 量子物理学的にインスパイアされた、わたし個人の調整が必要だ。それまでの人生では、調和的なエネルギーをつくりだすどころか、行き当たりばったりなことをしながら、愚かにもエネルギーを浪費していた。しんしんと冷える家、ドアや窓を開けっぱなしにしたまま暖房をガンガンかけているようなものだ。

 

P179-マックレアが『ニューヨーク科学アカデミー年報』で発表した「生体エネルギー論における共鳴」という論文では、ホルモンや神経伝達物質、成長因子など、物質によるシグナルに比べ、電磁波周波数などのエネルギーによるシグナル伝達メカニズムは、環境の情報を伝えるにあたって、100倍も効率がよいことが明らかにされている。

エネルギーシグナルがこれほど効果的なのは、別に驚くべきことではない。分子レベルでは、保持できる情報は、分子の有効エネルギー(機械仕事に変換可能なエネルギー)にダイレクトに関係している。

化学結合で情報を伝えようとすると、分子や原子をつないだりはずしたりする際、かなりのエネルギーが熱となって逃げる。熱発生と化学結合が連動しているので、分子エネルギーは大部分が失われ、残るエネルギーはほんの少しになる。そのためシグナルとして保持できる情報量がかなり制限される。

生物が生きていくためには、環境からのシグナルを受け取って処理をしなければならない。実際、生き残れるかどうかは、シグナル伝達のスピードと効率にダイレクトに関係している。

電磁エネルギーのシグナルのスピードは秒速約30万キロメートルだが、物質の拡散は秒速1センチメートルにも満たない。エネルギーシグナルは化学物質によるシグナルに比べて100倍も効率的で、比べ物にならないほど速い。無数の細胞の集合体である人間にとっては、どちらのシグナル伝達法が都合がいいだろうか?計算してみるまでもない。

 

人間を含め、すべての生物は、エネルギー場を認識することによって環境から情報を読み取り、情報のやり取りを行なっている。しかし、人間は話し言葉や書き言葉に頼り切っているので、エネルギーを感じ取ってコミュニケーションするシステムを無視してきた。生体の機能は、使わなければ退化していく。(P191)