『親』とは
木の上に立って見る・・・
というのは、俗説らしいっす。
元は「金八先生」からなのか?
まぁ、何はともあれ俗説らしいっす。
語源由来辞典によると
親の左側は「薪(しん)」の原字で、木をナイフで切ったなま木を表したもの。
それに「見」を加えた「親」の漢字は、
ナイフで身を切るように身近に接して見ていることで、
じかに刺激を受けるような非常に近い間柄を意味している。
らしいです。
まあね。
「親しい」とも言うしね。
それでも
木の上に立って見る(見守る)というのが「親」としてみましょうや。
ただし、
もしその手にナイフを持っていたならば、
傷つけてしまうかもしれないくらい
距離が近い
のだというのも、理解したうえでね。
で、実際にどうやって
「木の上に立って見」ればいいのか。
それはね。
頭の中で、木登りするんだよ。
いわゆる「俯瞰」というやつです。
例えば、高い山の頂上にのぼって下界を見るようなイメージ。
例えば、鳥になって街全体を見渡すイメージ。
そんなのが「俯瞰」です。
メタポジションから見る、とも言います。
または、第3ポジションとも言います。
第1ポジションが実際の自分だとすると
第2ポジションは対人、対物など(ヒト、モノ、コト)
そして、第3ポジションとは、その両方を少し高いところから見ている
もうひとりの自分
壁に落書きをされて、キィィィ~っとなってる自分(第1ポジション)
壁に夢中で落書きをしている子ども(第2ポジション)
その光景を、まるで映画のワンシーンのように外側から見ているもうひとりの自分
(第3ポジション)
この第3ポジションから見ると
①このキィィィ~となる氣持ちも分かるわ~
②壁にラクガキするの、楽しいよね~
③でもやっぱりキィィィ~ってなるよね~
④でもでも、このフロー状態は止めてはいけないんじゃない?
⑤でもでもでも、この壁のラクガキどーしたらいいの?
⑥子どもはラクガキしたい。でも、私はされたくない。というか、後始末が大変。
⑦後始末が楽だったら、壁にラクガキしてもいいの?
⑧それなら、せっかく楽しそうだし、いいと思う。
⑨じゃあ、この壁に黒板になる壁紙を貼っちゃおうかな。
ってな、結論を導き出し
ストレスがなくなるどころか、そのアイディアが出せた自分を自画自賛。
って、ちょっと楽しくないですか?
この第1ポジションと第3ポジションを
行ったり来たりできるようになるには、ちょっとトレーニングが必要で。
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