昨日のふたご座満月は、いかがでしたか?

 

わたしはなんだかデトックスが始まったのか、昨日の午後から左目が・・・

痛いというか、シカシカする。

 

これは目ばちこ(ものもらい)の兆しか?と

今朝から目を何度も洗っていたら、少し落ち着いてきました。

 

 

 

トリミングサロンでは、市販のシャンプーを使わず、わたしが作った石鹸で洗ってます。

好評ですv(^-^)v

 

 

で・・・氣付いたら、あと残り少しぢゃないですかー(><;)

 

石鹸は仕込んでから、使えるようになるまでに約1ヶ月かかるので

慌てて仕込み始めました。

 

 

 

仕込みの作業は、手順が決まっているので

やり始めたら、サクサク進むのですが

 

「今度はどんなブレンドにしようか?」と考え始めると

これがいろいろ調べたりするので、こっちの方が時間がかかるんだよね。

 

 

石鹸は、油脂と苛性ソーダの化学反応によって出来上がります。

こんな感じ↓

 

どう?

これもう、化学の世界でしょ(*≧m≦*)

 

 

ちなみに手作り石鹸では、上記の反応によってできたグリセリンも

そのまま石鹸の中に残しています。

お肌に優しいとされるのは、それもひとつの理由です。

 

工業的には、元々グリセリンだけが欲しかった。

でもグリセリンを生成すると、同時に石鹸も出来てしまうので

それもついでに販売した

 

っていうのが、流れみたいです。

なので、市販の安い石鹸にはグリセリンは含まれていません。

 

 

 

このように、石鹸作りからとても多くのことが学べるのです。

 

 

▶ 油脂と脂肪酸の知識

先ほど『ブレンド』と言いました。

云うなれば、『石鹸のレシピ』です。

 

石鹸はその材料に使う油脂について詳しく知ることで

自分の必要と好みに応じたオリジナルの石鹸を作ることができます。

 

チェック その油脂の「融点」及び「凝固点」

チェック その油脂には「不鹸化物」がどんな割合で含まれているか

チェック その油脂にはどんな種類の「脂肪酸」がどんな割合で含まれているか

 

これら油脂の性質を理解して、ブレンドすることで

出来上がりの石鹸の特徴が変わります。

 

 

 

例えば、石鹸作りでは外せないオリーブオイルは、

 

70%以上がオレイン酸です。

オレイン酸は不飽和脂肪酸のなかでは、酸化安定性が高いので炒め物にも使えます。

 

オリーブオイルだけで石鹸を作った場合は

出来上がったときには、硬く仕上がる半面、使うと溶け崩れしやすい

泡立ちは控えめですが、いったん立った泡の持続性はある

冷水でも優れた洗浄力

 

が特徴です。

 

 

 

一方、『マルセイユ石鹸』という名前で有名な石鹸は、

72%がオリーブオイル

18%がココナッツオイル

10%がパームオイルの構成です。

 

オリーブオイルだけで作ったオリーブ石鹸は

泡立ちが控えめで、とろけやすいため

ココナッツオイルを加えることで泡立ちを良くし

パームオイルで溶け崩れおさえようとした伝統的なレシピです。

 

 

油脂のブレンドにはこうした油脂の特性を理解して

結果を想像しながら、レシピを考えていきます。

 

とても、理科(化学)な世界でしょ(*≧m≦*)

 

 

 

▶ 鹸化価と鹸化率

鹸化価とは、油脂1000gを液体石鹸にするときに必要な苛性カリのg数のことで

固形石鹸を作るときに使う苛性ソーダ分量はこの数値により換算します。

 

固形石鹸を作るのに必要な苛性ソーダの量は「鹸化価X40÷56.1÷1000」で計算して

1gの街頭油脂を固形石鹸にするための苛性ソーダのg数を算出します。

 

鹸化率とは油脂を鹸化させる苛性ソーダの割合です。

上記の計算式で算出された苛性ソーダの量は鹸化率100%になります。

苛性ソーダがこの量より多いと石鹸内に苛性ソーダが残り、少ないと油脂が残ります。

石鹸内に苛性ソーダが残ると安全ではないので、分量をディスカウントします。

ディスカウントすることによって、石鹸内に油脂が残り、

その残る量によってしっとりとした石鹸ができます。

 

鹸化率90%~95%はさっぱり

85%~89%はしっとりした石鹸になると言われてますが、

 

わたしが作る石鹸の鹸化率は90%

石鹸内に必要以上に油脂を残すと、安定性が悪くなるからです。

 

 

油脂のブレンドを決めたら、この鹸化価に基づいて

必要な苛性ソーダの量を計算します。

 

 

ネット上でこのような↓計算をしてくれるサイトもありますが・・・

 

この計算を、ちゃんと手計算するようにすれば、

算数のお勉強にもなるよね。

 

 

なんてことを

石鹸作りをしながら、考えていました。

 

 

石鹸作りだけだと、理科(化学)と算数ですが

 

出来上がった石鹸をウェブショップで販売するということになれば、

ウェブの知識

そのウェブサイトのデザインや、写真の技術

ラベル作りやラッピングなど

 

美術的なことも一緒に学べるなーと。

 

 

社会に出てから、使えるような題材をベースに

その基礎となる知識を同時に教えていけたらいいなと

 

石鹸を作りながら、思うのであった。

 

 

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