【なぜ性の真実『セクシャルパワー』は封印され続けるのか】
夏目祭子著


2008年初版されたときは『性に秘められた超スピリチュアルパワー』というタイトルでした。
ずっと不思議に思ってたこと、そうじゃないのかと思ってたことが
色んな文献を元に書かれていました。

これは、新しい性の教科書にしていいんぢゃない?と思うくらい。


性とは「心が生きる」と書きます。そんな目逢い(まぐあい)していますか?
セッ●スという言葉は英語でもない。軽く語るために作られた和製英語?だと思う。
心を生かすために、私は目逢い(まぐあい)って表現します。
本当は「目合い」と書くらしいけど、敢えて「逢う」って字を使うの。
「逢瀬」って言葉にドキドキしちゃうから~( ´艸`)



以下抜書き。


「多神教時代に行われていた性儀式がどうなったか」「教会の権力にとっては、個人がキリスト教会を通さず、セッ●スを通して勝手に神霊とつながる道は立たねばならぬということで徹底的に弾圧」これは『ダ・ヴィンチ・コード』でも描かれています。

キリスト教会の弾圧の理由は「人が全身全霊のセックスで味わえる真実の喜びを知ると、強い生命力が湧き出してくる。すると、他人に振り回されずに、自分の中から湧く力によって立てる自立心、すなわち誰にも支配されない自由な心をもてるようになる」から。

これらはキリスト教に限ったことではなかったようで・・・
「色々な神、さまざまな信仰の乱立状態から頭一つ飛び抜ける形で、人々を一つの倫理観のもとに整然と取り締まり、個々人の意識の変革を抑制するような仕掛けを持った宗教が、世界中に相次いで誕生した --- ヨーロッパではキリスト教、中近東ではキリスト教に先立つユダヤ教、その後はイスラム教、中国には儒教という具合に」

「その考え方には二つ共通項がある。
まず一つ、セッ●スは人間を理想像から堕落させるものだから、生殖目的に留めてそれ以外は
できるだけ慎むべきである、ということ。
もう一つ、女は男をセッ●スの欲望へと誘惑する罪深いものだから、純潔にふるまうよう躾けておくべきである、としたことだ」

マリア(子宮)はOKだけど、アフロディーテ(メス)はNGというからくりはこれ。
こうして、庶民を統制していたようである。


一方日本では・・・

「厳格な一神教はもちろん、なにか一種類の宗教で丸ごと倫理観がしばられることのなかった
日本では、性に対しては比較的大らかな気風が続いていた」

「ただし、大陸からせっせと文化や技術を取り入れていた大和・奈良の時代お堅い『儒教』を
道徳のモデルとして採用したことによって、はじめは権力者階級から、段々下へ広がる形で、
性を"秘め事"として覆い隠す風潮が定着していく。それは同時に女を男より卑しいものとする
観念を伴っていた」

「とはいえ、明治維新が来るまでは、日本の庶民の間では、西洋世界では多神教時代の遺物でしかなくなった、女 陰や男 根、あるいは男女の抱擁の姿をした像を祀って拝む『道祖神』信仰が全国各地で続けられていた。武家など支配者階級では儒教的な貞操観念が重んじられるようになったものの、一般の村落や下町では、合理的なルールに基づく夜這いの風習が営まれていた」


日本では明治維新以降、西洋文化に合わせるようになってからのことのようだ。


ここまでの話しだと、いかに女性が貶めされたかということになるが
実は男性も然りなのであった。

「彼ら(支配者)は男性特有の、たまった精 液の排泄欲につけこんで、実際には出さずにやり過ごしても体内に自然吸収されるだけで問題ない話しであるのに、『男は射 精せねば生理的におさまらず、性欲は抑えきれないものだから、生物学的に当然』という暗示をかけて、権力者
自ら売春宿のシステムを提供した」

「そうして、男がセッ●スから生まれるエネルギーを分散することで、人間としての底力がストレートに発揮されないよう、うまいこと懐柔してきたのだ」

「支配者にとっては、庶民男性ができるだけ射 精回数を重ねて、精 液を無駄使いしてくれたほうがありがたい。生命エネルギーを弱めさせて、御しやすくするためだ」

「今に至るまで続いている『セッ●スもマス●ーベーションも射 精のためにある』という刷り込みは、お上に逆らえない人間作りのために、ひそかに人々の常識の中に滑り込まされた、マインド・コントロールの仕掛けだったのだ」


噂の「戦後の3S政策」ってこれらの応用かしらね。
※3S政策(さんエスせいさく)とは、Screen(スクリーン=映画)、Sport(スポーツ=プロスポーツ)、Sex(セッ●ス=性産業)を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする
愚民化政策


そして、夫婦の在りようがコントロールされ、

「この仕掛けの効果はもうひとつある。射 精だけを目的に据えられたセッ●スは、人間が生まれ持った全身の感受性の満足には至らない、短く味気ないものとなってしまう、ということだ。
夫婦のセッ●スは子作りのためにこそある、と刷り込まれた結果、どうしても射 精本位に行為をそそくさと済ます結果となり、満たされきれずに余った性感を、外で発散せねばいられなくなる、という癖がつけられるわけだ。これぞお上の思うツボである」

「精神面の仕掛けとは何かといえば、セッ●スの快感を神霊的な次元に通じさせずにおくためには不可欠な『罪悪感の埋め込み』である。これが最も顕著であったキリスト教では、セッ●スを子作りのために必要なものとしてではなく、快楽として味わうと堕落したとみなされ、神父の許で告白と改悛をさせられた」

「この罪悪視を達成するために欠かせなかったのが、豊かなセッ●スを実現する原動力となる女性の体を、尊重する代わりに侮辱することで、その力が発揮されないように翼をもいでしまうことだった。それでこんな言いがかりがつけられた。"女の体は、男に理性を失わせて動物的な欲望へと引きずり下ろす『いやらしい・淫らなもの』だ"」

女性がメスの部分を出すことが出来なくなった。
自分の女性性をキチンと受け入れられず、苦しくなっているのもこの辺りからだよね。


取りあえず『セクシャルパワーが封印され続ける』理由ってところをピックアップしてみた。



本書には他にも、

「女性の体に備わっている能力とは、自分自身と性交中の相手との2人を巻き込む大きな快感の波を生み出し、交わった相手に生命力を授けるところにある」
アフロディーテ神殿の意義

「セッ●スを積極的に活用して現世の幸福をモノにしよう」とする中国の道教「房中長生術」、
ヒンズー教の「タントラ」

「男女のエネルギーの調和の取れた『結び』を通して、人は新しい生命を創造するほどの
『神の領域』に至ることができる」

「マヤの性教育制度では、女性神官は実に1年もの期間をかけて、若者の指導を行った」

「性を謳歌したマヤ人たちは平和を維持できた一方で、性欲を抑圧されていたカトリック教徒
たちは抗戦的になり集団的暴力に走った」

「『自然の美しさ』から『自分の体もまた、美しい』ということをマヤの性教育では教える。
まず、自分を愛することが先決。このままで自然のままで美しい」

「セッ●スをポルノから教わると、女性を男性の性欲解消の「道具」としてもいい、という意識が刷り込まれる」

など、セクシャルパワーがどういったものかが書かれています。
詳しくは本書をお読みください。





ダ・ヴィンチ・コード、読み直しちぅ❤

当時話題になったときは、他人から借りてのイッキ読み。
性愛をお勉強するようになって、当時から気になってたところを確認したくて。


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現代女性は子宮が冷えていると言われています。
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場所:「wacocoro」@東京都大田区雪谷大塚
http://wacocoro.jp/main/
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定員:15名


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