出産~分娩室3~ | 何となく、そんな日々。

出産~分娩室3~

産む・・・いきむ。

予習では「便秘の時にウーンとするかんじ」って話でしたが・・・・・・。


足にカバーをつけられ、フラットだった分娩台もうぃ~んと変形して、婦人科の診察台をデラックスにした感じの仰向け踏ん張り台になりました。

立会い出産ではなかったので(事前に講習を受けないといけない)夫はここで退場。

掴まるバーも足台方向のモノに替わり、より踏ん張れる体勢に。

助産師さんが会陰部分をぐいっと広げるようにして、「ここに力こめて!」とガイドしてくれます。

まぁ位置的に肛門はすぐ側です。

体の内側から裂けるような痛みが(ヒリヒリするような感じもアリ)走ります。

陣痛時の痛みとは、段違いです。勿論こっちが上です!

『陣痛の方が痛いんじゃなかったの~!?』←まだ勘違してるw


どうやらヒリヒリは赤ちゃんが産道を通る際の痛みのようです。


陣痛が始まると「大きく息を吸う×2」「いきむ(ふんばる)」を繰り返します。

痛くて大きく息を吸うっていうのが、なかなか辛いのですコレが^^;

多分いきみ下手な方だったと思います。

しかし病院スタッフの皆さんは、上手上手、赤ちゃんが見えてきた、あと一息!と褒めて育てる公文式(違)で励ましてくれました。


赤ちゃんの頭の天辺が見えているのにまだ破水していなかったので、先生の手によって人口破水。

ばっしゃん!暖かい液体が弾けるようにして噴き出しました。

多分、尿と同じあったかさ?

羊水は38度くらいという知識はあっても、この時体感するまで理解していなかったデス。


股間のヒリヒリ度がピークに。

裂ける。私が裂けてしまう(><;)

いきみ方をやっとマスターした私は、率先していきむいきむ。


う"~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん"

う"~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん"

私のいきみ声は奥歯を噛み締めない唸りスタイルw



今だ!と先生がばっつん、会陰切開。噂通りイタクナーイ。骨盤を頭が通る痛みの方が桁違いに上だから。

麻酔なしで局部を切る方が痛くないって、平常時に考えればとんでもない・・・。

すぐに頭が通った!という感覚。

「こんな痛みが胴体抜けるまで続くの!?痛いのもう(略)」とお決まりのセリフが頭を掠めた時には、

ばしゃばしゃ・するん

羊水と共に赤ちゃんが出てきてくれました。ウォータースライダー?



助産師さんが赤ちゃん台で、鼻から羊水を吸っているのが見えました。

オギャー

泣いてる。

眼鏡していなかったので(当然かw)よく見えない筈なのに、まっしろけっけな手足がよく見えました。

お腹の上に赤ちゃんを乗せてもらいました。

「しほちゃん」

名前を呼びました。

小さな爪は、まだ紫色をしています。

頭は、狭い産道を通る為に細長く変形しています。

掛け値なく、可愛らしく見えました。


生まれてすぐでも、こんなに「人間」してるんだなぁという間抜けな感想を抱きながら、

もう痛くない♪気楽さで赤ちゃんを夫兼新人パパに任せ、分娩台の上で夕飯をがっつきました。

(産後2時間はそこで過ごすのです)




あ、切開した場所の縫合は、赤ちゃんが羊水を吸われたり体を綺麗にされてる間に、さくっと。

赤ちゃんに見とれていたので、麻酔のチクにも気付きませんでした:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

後産なんて記憶にもないです(笑)