出産~分娩室2~
陣痛がないと、分娩が出来ません。
痛みが必要な訳ではなく、産出する為の波(勢い)に痛みが伴うんですね。
(無痛分娩だとこの痛みはカットされますが、陣痛感覚はちゃんとあるそうです)
陣痛間隔、短くなるべき所があいてしまった私。
自然に陣痛が強くなるのを待つことも勿論出来ますが、私の心身状態から先生達は「長引かせても良くない」と判断されて、陣痛促進剤の投与を提案されました。
私が了承しないと、投与出来ないんですね。
しかし「これ以上痛いのはもう嫌」と半べそな私は、拒否w
まず『促進剤って点滴でしょ? 針刺すの嫌。何故ならもうこれ以上痛いのは(略』からはじまって、『促進したら陣痛がいっぱい起こってこれ以上痛くな(略』
こんな感じでイヤイヤ駄々を捏ねていました。
頭では打たないと終わらない…とは判っていたし知っていたんですけどね^^;
寝ていない食べていない水分もロクに摂ってない上、逃げられないとんでもない痛みに朦朧となっていながらも、ちゃんと客観的な自分がいる事が驚きですww
理性があっても止めらられず「痛いのイヤー」「もうやだー」「早く終わりにしてー」と泣いていたので、いっそ理性を完全にかなぐり捨てて本能のまま獣のように突っ走る事が出来れば良かったのかも・・・。
ここらへんは妊婦さんの性格にもよるのでしょう。
分娩室の近くにベランダがあったので、何度そこに行って「今すぐ痛くないようにしないと、こっから飛び降りるぞー!」と病院スタッフを脅そうと思ったことかorz
実行しなかったのはこのかすかな理性のお陰ではなく、歩いて動く気力がなかったからですorz
先生と助産師さんに励まされ宥められ、促進剤投与。
1h程、濃密な地獄の時間を過ごし、「いきみましょう!」。
いよいよ本荘の出産です。