2005年 4月25日
JR宝塚線
宝塚発 同志社前行き快速電車が
尼崎に至る手前の急カーブで
スピード超過の上、脱線して
沿線のマンションに衝突。
106名の尊い命が奪われました。
あの後、少し経過してから
現場に向かい手を合わせたり
通過するたび黙祷を捧げました。
・・・あれから7年の月日が経過しましたね。
決して忘れることはありません。
どうしたら忘れられるものか……まだ
昨日のように鮮明な記憶が蘇ります。
「安全」というのは、完璧なまでに
対策をとらないと実現できません。
個々で意識を高めることも大事ですが
誰かひとりでも疎かにしていれば
たちまち崩壊してしまいます。
大きな話では原子力行政、身近な話では
交通法規やルール・マナーなどにしても
同じことが言えるのではないでしょうか?
普段は子どもたちや保護者の方が
安全を心がけていることで
事故が起こらないようになっている通学路でも、
たった一台の居眠り運転かつ無免許の車が
一方通行を逆走してスピードを出して走ってくれば
それだけでも大変に危険な事態が起こる訳です。
誰かひとりでも、身勝手かつ
傍若無人な振る舞いをするだけで
命が危険に晒されるのです。
このことは毎日、意識しなければいけないのです。
車だけではなく、自転車も身勝手な運転が目立ちます。
7年前の電車の事故と、先日起きた交通事故は
決して異種の事象ではないのです。
犠牲が出てから安全対策を施されるのは
「よくあること」と片付けてしまえば、そうなのかも知れませんが
それでは、あまりに悲しくはありませんか?
犠牲になられた方々に改めて哀悼の意を表し、
これらの悲しい事故が二度と起きないことを願うばかりです。