9月25日 京セラドーム大阪
オリックス-千葉ロッテ
千葉ロッテ 西岡剛選手が第2打席で
タイムリーヒットを放ち、日本プロ野球史上5人目の
年間200本安打を達成しました。
さらに、第3打席でもヒットを打って
年間最多猛打賞(1試合3安打以上)27試合という
日本プロ野球新記録も同日中に達成しました。
今季は阪神のマット・マートン外野手も
同じく年間200本安打を達成、そして
東京ヤクルトの青木宣親外野手も
記録達成の可能性があります。
日本では144試合と少ない中で、1シーズン中
3人もの大記録達成が見られる可能性があるということは
本当に稀なシーズンなんだと思います。
マートン選手の記録でさえ、1994年当時の
オリックス イチロー選手が達成して以来
16年ぶりの大記録ですから本当にすごいことなのです。
その、イチロー選手はメジャーリーグで
現地時間の9月23日、前人未到の偉業を達成しました。
10年連続 年間200本安打達成
これは、まさしくメジャーの偉大な記録であり
野球史上に打ち立てられた輝く金字塔なのです。
2001年、シアトルマリナーズに入団した年
242本安打を打ち、打率も.350を記録して
首位打者に輝いたのを皮切りに
翌年・翌々年も年間200本安打を達成しました。
そして、2004年にはジョージ・シスラーが
1920年に記録した年間最多安打記録257を更新し、
262本というメジャー新記録を樹立。
そして、今季は日米通算3500安打を達成し
ついに前人未到の10年連続・年間200安打超えを
成し遂げるに至りました。
時に「個人記録しか考えていない」などと言った
冷たい言葉をぶつけられても、高みを目指すために
揺るがない姿勢というのは本当に並大抵ではない
凄みを感じさせられます。
また、日米の双方で「安打製造機」として
名を馳せた人たちも、しょうもない
言いがかりのようなことを言っています。
日本で3000本安打を記録した張本勲氏は
「メジャーなんて大したことない」と
日頃よく言っていますが・・・
挑戦すらしたことのない人が
そう易々と言うのは自由だけど、
実際にやってみたらできますか?
と、言いたいですよね。
少なからず日本とメジャーの違いは歴然としています。
それはレベルの差ではなく「本質的な差」なのですから
どちらにしても適応するのは困難なことです。
ゆえに、挑戦すらしたことのない人が
軽口を叩くことは大変に失礼なことなのです。
日本からメジャーに行った野手が
どれだけ活躍できたかというのは、みなさんも
ご覧になってお分かりだと思います。
とはいえ、すべての選手が活躍できたとは言い難く
例え、日本で輝かしい成績を収めても
そんなに簡単にはメジャーで活躍できないのは
厳然たる事実として認識しないといけません。
逆もまた然りです。
メジャーでそこそこ活躍した選手が助っ人として
日本でプレーしたところ、全員が全員
活躍したでしょうか? 違いますよね。
今までのことを含めて考えても
必ずしも、どちらかの実績が輝かしいものであっても
活躍は保証されてはいないのです。
それでも活躍できるということは、たゆまぬ努力と
並大抵ではない適応力なくして成し遂げられないのです。
第一、張本氏は守備が上手でしたか?
目も当てられないお粗末ふりだったじゃないですか。
「先人だから偉大」という驕りを高らかに叫ばれたら
誰も認めないのですか? 大人げないですよね。
そして、年間200本安打を10回達成して
メジャー最多の4256安打を記録した
ピート・ローズ氏も
「メジャー単独の記録じゃないと認めない」
とのようなことを言ったようですね。
きっと、そうなのかも知れませんが
ピート・ローズ氏は10年連続で
達成した訳ではありませんし、第一
彼に追いつくには
野球賭博をして、
永久追放されるしか
追いつく術はないですよね
私は決して「イチロー礼賛主義者」ではありません。
時に難解で気難しさに首を傾げる部分もあります。
でも、誰も追いつくことのできないであろう
大記録に対してはそれを称え
敬意を払わないといけないのです。
やっかみとか、しょうもないプライドで
批判やら人格否定は簡単にできますが
それじゃ、ただの子どもです。
何はともあれ、イチロー選手の記録は
野球にかかわるすべての人が
その偉業を称えるべきものだと思います。
その点で考えると、日米の差などを比較されながらも
通算最多本塁打の世界記録を持つ王貞治さんは
イチロー選手の偉業を素直に称えられました。
素晴らしい先人であるとともに
とても素晴らしい人格者なのです。
何はともあれ、イチロー選手
偉業達成おめでとうございます!!!