- 黄金坂ハーフウェイズ/加藤 実秋
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
江戸情緒とほのかなフランスの香り、東京の新名所、黄金坂。
裏通りのバー、HOLLOW―
会員制なのに立ち呑み、しかも昼酒限定―
ここを事務所代わりに素人探偵を始めることになった就職浪人の隼人と、
同級生の楓太&謎のバーテンダー、イズミ。
賑やかでバカみたいで「あのころ」みたいに楽しい日々。
だが…。
――――― 「BOOK」データベースより
個人的評価 : ★★★☆☆
これもシリーズものとして続くんだろうか。
というよりも続いてくれないと困っちゃうよな。
色々と明かされないまま残ってしまっているものだから。
日給500円なのに高級ホテルに住んでいるらしいイズミの素性だとか
そのイズミが隼人にあれだけ固執する理由だとか。
HOLLOWは中にいる人も含めて十分謎めいた店だし、
隼人、楓太、壊れ始めた彼のその後も気になるし、
黄金坂には他にも個性的な人が色々といそうだし。
正直なところ、
「ものすごく面白かった!」「大好き!」というわけでもないんだけど、
とにかくこのまま放っておかれたんじゃ気になっちゃって。
「あのころ」の話は何だか微妙だったような……。
隼人たちの当時の同級生の関わったある事件と死の話。
確かにその事件がなければ今の隼人はないんだろうし
今回隼人の身に降りかかった出来事もなかったんだけど、
どうも中途半端というか物足りない感じというか。