『ルール』 古処誠二 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

ルール/古処 誠二
¥1,680
Amazon.co.jp


生きることが最も困難だった時代
生きることが最も困難だった場所で

――――― 帯より


出版社/著者からの内容紹介
終戦間近のフィリピン戦線。
鳴神中尉がそこで見た“地獄”とは? 
小隊は任務を遂行して生還することができるのか?
ギリギリの極限状態で試される人間性を鋭く描く、

衝撃の書き下ろし問題作!
――――― Amazonより


個人的評価 : ★★★★☆


あまりに壮絶。
読みながら思わず涙しそうになったりもした。


日本兵たちが置かれた山中の環境も、
鳴神や姫山や八木沢の覚悟も、
それぞれが迎えた結末も、あまりに壮絶で。


「外交の失敗を、

 それぞれの国がそれぞれの国の人間の血で補っているだけ」。