『純棘 Thorn』 五條瑛 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

純棘“Thorn”―R/EVOLUTION 6th Mission/五條 瑛
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外国人を排除し、日本人だけが持つ美を護ろうとする武道家。
在日外国人を擁護しようとする人権派の若手議員。
二つの思想は、真の革命を起こそうとする見えない力に

操られているとも知らぬまま、渦中に巻き込まれていく。
“革命小説”シリーズ第6弾。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆


これまでとちょっと空気が違ったかな、という印象が。
空気が違うというか、サーシャの目論む「革命」の
渦が一気に大きくなったというのか、裾野が広がったというのか。


武道家の極論にはとてもついていけない。
田沼の言うことへの感想を一言で言うなら「気持ち悪い」でしかない。


かと言って、松任に共感したり応援したくなることもない。
「擁護」という大義名分の下に利用することしか考えていなくて。


安全な薬のはずだったファービーの恐怖も見え始めて、
和田剛にあれだけの権力を与えた存在も浮かんできて、
鳩の周りにも色々と動きが出始めたようだし、
サーシャとパイトゥーンの接触も増えてきて。
これからあと4冊でどうまとめるのか気になる。