- 心洞“Open sesame”―R/EVOLUTION 3rd Mission (R/EVOL.../五條 瑛
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家出少女のエナと、“鳩探し”をさせられているヤスフミ。
二人の住む新宿では、複数のルートでドラッグが流通し、
若者たちは「ドゥルダ」と名乗る、謎の女性の虜となっている。
彼らの心には、とてつもなく深く大きな空洞があいている。
その穴を埋めるのが、革命なのか!?
<革命小説>シリーズ第三弾!
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
ラストへ向けて見せるエナの行動に驚き。
そんなことを考えて計画立てて、準備して、
計画通りに冷静にやってのける、という一連のすべてが驚き。
サーシャは元々エナのその素質を見抜いていたらしいし、
何かしら過去・事情を抱えているというのは分かっていたけど、
それにしても随分唐突な印象で。
鳩の状況を考えるに『紫嵐』からさほど経っていないはずなのに、
すみれがますます子どもらしくなく。
すみれが子どもであることを忘れて読んでいて
ところどころで思い出さされる。
エナやらキラ率いるグループやらが今後も登場するんだろうか。
日本のヤクザ、北京系、タイというこれまでに出てきたグループに加えて
今回のキラたち、ドゥルダ、おまけに日本の政財界まで巻き込んでいくのか。
あまり間をおかずに読んだ方がいいんだろうけどな。
図書館期限の3週間に1冊のペースだと、
前の内容の記憶が薄れちゃって、混乱する。