2011年2月に読んだ本。 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

2月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:7468ページ

フレンズ―シックスティーン (ハルキ・ノベルス) フレンズ―シックスティーン (ハルキ・ノベルス)
つっこみどころはある。いくらなんでも無茶すぎないかとか、あの人の存在は都合よすぎないかとか、少々中途半端に思える件があるとか。でもユキの置かれた状況があまりに理不尽で痛々しくて、その彼女のために何か、という部分には惹き込まれた。
読了日:02月01日 著者:高嶋 哲夫
出られない五人―酩酊作家R・Hを巡るミステリー (ノン・ノベル) 出られない五人―酩酊作家R・Hを巡るミステリー (ノン・ノベル)
それぞれが企んでいることとか、無関係に思えた小さな出来事が繋がったときには「あぁ、なるほど」と思いはした。したんだけど、「やられた!」という爽快感はなく、おまけに最後まで読み終わっても何となくモヤモヤ。「面白くない」の一言で済ませてしまうのは少々勿体無いような気もするんだけど……。
読了日:02月02日 著者:蒼井 上鷹
女奴隷は夢を見ない (光文社文庫) 女奴隷は夢を見ない (光文社文庫)
裏表紙のあらすじを読んで春菜の物語かと思ったんだけど、彼女の存在感が思ったより随分軽かったな。むしろ商人側の物語か?どちらにしても想像したよりも随分とサラッと。どうにも合わないのかな……。
読了日:02月03日 著者:大石圭
ミステリ・オールスターズ ミステリ・オールスターズ
タイトルと顔ぶれに少々期待しすぎたかな、というのも正直なところ少しある。「大当たり!」と思えるものもそんなになくて。一番印象に残ってるのは、最初から最後まで書いてあるのはレシートだけという柄刀さんのだろうか。
読了日:02月04日 著者:
白砂 白砂
「白砂」ってそういうことか。どちらにしてもしんどいな……。彼女が抱えてた秘密というのも、しんどいし。そんな「しんどい」尽くめの中で、事件を追う刑事2人のやり取りの軽さなんかはどうなんだろう。効いているのか、浮いているのか微妙なところ。好きか嫌いかだと好きなんだけど。
読了日:02月05日 著者:鏑木 蓮
15秒 15秒
今回は脱落。まるで読めなくて。話に入っていけないどころか、弾き返される気分。何でだろうな……。機会があればまた読んでみよう。
読了日:02月06日 著者:安東 能明
38℃ 北京SARS医療チーム「生と死」の100日 38℃ 北京SARS医療チーム「生と死」の100日
SARSに限ったことではなく、災害なんかにしても「喉元過ぎれば」な感は否めない。自分自身も。その「過ぎれば」にしても簡単に過ぎていったわけじゃなくて命がけで闘った人たちがいて、何とか生還した人たちがいるのについ忘れがち。防護服の効果・影響なんかは考えたこともなかった。
読了日:02月07日 著者:麻生 幾
殺人予告 (朝日文庫) 殺人予告 (朝日文庫)
今までに読んだ安東さんの中では一番か。この間2時間ドラマで放送してたな。これが手元にあったので見なかったけど。警察官同士の繋がりとか腐敗なんかは面白いんだけど、あの父親は少々唐突な印象。
読了日:02月08日 著者:安東 能明
汚名 (集英社文庫) 汚名 (集英社文庫)
逆差別とか愛情の方向の間違いだとか、書かれてるテーマなりは興味深いし面白い。けど、全体を読んで、あまり好きだとは思えないんだよな……。ロボットが起こした事故の真相(というかきっかけというか)もあまりに哀しいし。
読了日:02月09日 著者:小杉 健治
追悼者 追悼者
実在の事件に基づいてるんだな。「あの人って実はあの人でしょ」と思ってたのが「やっぱりそうか」と思いきや。それにしても、衝撃という点でも好みという点でもちょっと低めか。主要登場人物のライターの男がどうにもイマイチで。
読了日:02月10日 著者:折原 一
長い廊下がある家 長い廊下がある家
『雪と金婚式』は先日アンソロジーで読んだな。後の2作が好き。火村先生の活躍(登場)が控えめでアリスメインの1作と、火村先生危機一髪!な1作と。危機一髪な方に書かれてた確率の問題も改めて考えてみれば面白い。
読了日:02月11日 著者:有栖川有栖
雪虫 雪虫
鳴沢シリーズ第一弾。どうにもこのシリーズとの相性がよろしくないらしい。何とか最後まで読んだ、という感じ。事件の真相云々以前の問題で、鳴沢了という人がどうにも入ってこない。
読了日:02月12日 著者:堂場 瞬一
強奪 箱根駅伝 強奪 箱根駅伝
引き込まれかけてはブレーキ、の繰り返しだった。中継がどうだとかいう辺りがどうにもとっつきにくくて。大学側、テレビ局側は面白い。警察は関与しているもののおまけ程度なのか?犯人側がどうもな……。やったこととその動機がどうにもアンバランスで心地悪い。
読了日:02月14日 著者:安東 能明
チョコレートコスモス チョコレートコスモス
今までに読んだ恩田作品の幾つかに感じた難しさは今回はなく、一気に読んじゃった。具体的にどこが、誰が好きかと問われると答えに困るんだけど、気づいたら全部読んじゃってた。『目的地』の初日の方とオーディションの数パターン、実際に舞台で観てみたいな。
読了日:02月15日 著者:恩田 陸
ファンタジスタはどこにいる? (光文社文庫) ファンタジスタはどこにいる? (光文社文庫)
スター選手たちの連続不審死の真相が気になって、その点は面白かった。ただ、新興宗教とか頑固な老監督(親子)とかコンピューター采配の新監督とか、色々と中途半端な気もしてしまう。その「中途半端さ」と比べて「面白さ」の方が少々押され気味な感じが。
読了日:02月17日 著者:鯨 統一郎
熱欲 熱欲
シリーズ3作の中では一番。でも鳴沢の背負う過去・傷が断念した『破弾』で描かれていたらしく残念。自分の責任だけど。3作目でこのシリーズに慣れてきたことと、事件の真相やらがさほど捻りのあるものでもないこととで読みやすかったのかな。鳴沢と内藤兄妹とその家族の関係など、続きが気になってしまう。
読了日:02月18日 著者:堂場 瞬一
JIN―仁― 19 (ジャンプコミックスデラックス) JIN―仁― 19 (ジャンプコミックスデラックス)
読了日:02月19日 著者:村上 もとか
名探偵、大集合! シリーズ・キャラクター総登場短編集1 (光文社文庫) 名探偵、大集合! シリーズ・キャラクター総登場短編集1 (光文社文庫)
5つのシリーズキャラクター、読んだことのない(知らない)ものが一つもない。ホームズが好きだ。イメージとして残ってる以上に(名探偵っぷりが)猫らしくない猫だったけど。今野夫婦も吸血鬼一家も好きなんだよな。事件そのものは苦かったり哀しかったりするんだけど、色んなキャラクターをまとめて読めて楽しい1冊。
読了日:02月20日 著者:赤川 次郎
潜行捜査 一対一〇〇 潜行捜査 一対一〇〇
現実に起きたあの事件がベースなのか。「好き、面白い」よりも「気になる、引っかかる」の方がやや上まわっちゃった感じが。『一対一〇〇』ってタイトルにもあるけれど、「一」じゃないじゃないか、なんて思ってしまった。
読了日:02月22日 著者:安東 能明
六番目の小夜子 六番目の小夜子
ちょっと期待しすぎたかな……。全員参加のあの朗読劇のシーンがピークで、そこからはグンとペースが落ちちゃった感じか。面白くないとは言わないんだけどな……。
読了日:02月24日 著者:恩田 陸
もう一度会いたい (光文社文庫) もう一度会いたい (光文社文庫)
読むタイミングが悪かったのかもしれない。生々しすぎたのか。楽しむとか感動するとか言うずっと前の段階で終わっちゃった感じ。あの人たちの登場には「お!」と思ったけど。
読了日:02月26日 著者:小杉 健治
哀哭者の爆弾 哀哭者の爆弾
期待したほどでもなかったような……。ペースも魅力もダウンな感じ。銃殺隊にしても国家転覆を狙う組織にしてもどうにも中途半端というか微妙というか。『狼の血』を読んでれば多少違ったんだろうか。
読了日:02月27日 著者:鳴海章
THE WAR<異聞 太平洋戦記> THE WAR<異聞 太平洋戦記>
「隠された真相」とは言うものの、「あぁ、まさかそんな!」という衝撃は思ったほどではなかった。とんでもない内容のわりに、「へぇ」という程度で済んじゃった。驚きはしなかったけど、しんどかった。特に鬼の話は。陳腐な言い方になるけど、戦争の悲惨さ、悲劇がこれでもかというくらい。
読了日:02月28日 著者:柴田 哲孝

読書メーター


ここ最近集中して本が読めない……。

色々とバタバタしてて。


色々あって精神的に参りかけているときこそ、

面白い本を読んで気分を変えたいところなんだけど、

やっぱりなかなかそう上手くもいかなくて。