『ファイアー・フライ』 高嶋哲夫 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

ファイアー・フライ/高嶋 哲夫
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奥深い山中、心通わせる男女3人
オレたちは人質と誘拐犯


仕事一筋の冴えない中年男が最後に仕掛けた大博打とは?!
「ミッドナイトイーグル」の著者による待望の書下ろし

ある企業の主任研究員である木島は、

突然、社長と間違われて誘拐される。
監禁された山の廃村で、いつしか犯人たちとの心の交流が生まれ、
自然の中で、徐々に自分を取り戻していく木島。
しかし、彼に横領犯の汚名が……。


ストックホルム症候群と呼ぶにはあまりに切ない展開


自然から切り離され、

人との絆も薄れた現代人に贈る“再生”の物語
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆

多少4つ寄りの3つ。


確かに単なるストックホルム症候群の話ではないか。
入り口はそうだったのかもしれないけど、
それをきっかけに、という感じ。


最後が何だかざわつく。
それぞれ自分の進む新しい道を見つけて、
ということかと思うんだけど何だか。
すっきりしないというか、何というか。
何だか心地悪い感じがしてしまった。


木島がつかめないせいもあるのか……?
法に触れるようなことまでも手助けしてくれる同僚たちと
誘拐されて数日経つというのにわりと淡白な家族と。


気になるので一気に読みはするんだけど、
読んでる間中、ついでに最後まで読み終わってからも
何だかザワザワ。