『TSUNAMI 津波』 高嶋哲夫 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

TSUNAMI 津波/高嶋 哲夫
¥1,995
Amazon.co.jp


遠い未来の話ではない。
大津波で日本壊滅のXデイ迫る!?
あなたは大切な人をまもり抜けるか!


日本中を震撼させた『M8』の著者が再び警鐘を鳴らす
東海・東南海・南海大地震が連発⇒史上最大の津波襲来


記録的な大津波が太平洋沿岸を襲う!
海溝型巨大地震の恐怖の連鎖、迫る!

――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


最初からしばらくは手こずった。
なかなか面白いと思えなくて。
でも、大地震が起こってからは一気に読んじゃった。


ガラスが雨のように降ってくるだとか
高層ビルから何人もの人が落ちてくるとか
読んでて楽しいものじゃないけど、引き込まれた。


津波の犠牲になった人がそんなに酷い状態だなんて知らなかった。
やっぱり“水”のイメージが強かったからかな。
泥水の洗濯機にナイフやらと一緒に放り込まれたみたい、だなんて。


たくさんの人命と街・国を救う(護る)ために犠牲になった人たち、
あの状況ではああする以外に道はなかったんだろうし、
「自己犠牲と引き換えに」というのは物語の中では珍しくはない。


けど、それにしてもやっぱり読んでて辛いシーンだった。
何が違ったのかは解らないけど、2番目の人の最期が特に。


私自身も阪神大震災を経験したはずなのに、すっかり油断してしまってる。
その油断が死なずにすんだかもしれない人を殺すんだな。
毎日地震や災害に怯えて暮らすことが正しいとは思わないけど、
最低限の備えとか警戒心は忘れちゃいけないのかな。