『忍者ルネッサンス!』 倉阪鬼一郎 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

忍者ルネッサンス!/倉阪 鬼一郎
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伊賀を独立国に!!
問答無用!これが“忍者ルネッサンス”の心意気!


≪公約≫
その一.新通貨「忍」を発行
その二.忍者を日本の象徴に
その三.日本全国での忍者服着用
その四.手裏剣術の世界選手権実施


都落ちした作家<クラノ>の前に、
突然ご先祖の落ちこぼれ忍者<くらんど>が出現!
「全ての起源は伊賀にあり」と主張する
トンデモ集団“忍者ルネッサンス”は、
<くらんど>こそ最強兵器と認定、
お得意のゲリラ戦略で花のお江戸ならぬ東京へいざ出陣!


作者・倉阪氏自身の故郷・伊賀を見つめ直したら、
こうなりました!?
伊賀を知ってる人もまだ知らない多くの人も
みんな頷く(?)これが地方の生きる道!

――――― 帯より

個人的評価 : ★★★☆☆


作家・クラノはあんまり存在感がなかったかも。
最後に少々一ひねり的なことがあったにせよ。

まわりが個性的過ぎるせいもあるか。

ツッコミの役どころなんだろうけど、あまり印象に残らない。


読んでる間はそれなりに面白い。


とにかく印象に残るのは<くらんど>のおちこぼれっぷりと
ルネッサンスの面々(特に議長と服部)の変り者っぷり。


<くらんど>のおちこぼれっぷりはかなりのもので
仕方ないこと(時代的なこと)も含めると
身近にいたらかなりメンドクサイことは間違いないし、
お酒が入るとかなり変貌してしまう議長も
できるなら係わり合いにはなりたくない人だけど
読んでるだけなら憎めないキャラクターで。


そんな人たちのドタバタ(というほどのドタバタでもないか)、
最後にはちょっとしんみりな感じもあって、
読んでる間は楽しい。


ただ、後々こうして感想を書くときに
「これを伝えたい!」「ここがおススメ!」って
語りたくなるポイントは特にないかもしれない。