- ハング/誉田 哲也
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凄絶な死の連鎖は、一件の事件捜査から始まった――。
いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。
再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は
一気に犯人にたどり着き、自供も得るが――。
初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を強要されたと言い出し、
名指しされたメンバーは首を吊った。
さらに一人、また一人と積み上がる死体とともに、
巨大な闇が姿を現す!
――――― 表紙袖より
引き裂かれる刑事の絆
迷宮入り事件を再捜査せよ。
そのとき奈落が口を開けたことを
警視庁特捜刑事たちはまだ知らなかった……。
警察小説の白眉!
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
やや3つ寄りの4つくらいか。
「積み上がる死体」って文句に多少覚悟はしてたけど
本当にこれでかってくらい人が死ぬんだな。
しかも「そんなことのために?」って思ってしまう。
言葉を選べば(言い方を考えれば)「そんなこと」じゃなくて
国のため、国民のためっていえないこともないんだろうけど…。
でもそのために事件を起こして人を死なせて。
そんな言い分が通用する世界なんてないと思うんだけどな…。
今回の黒幕の言い分に
前に観た『ゴーストライター』って舞台を思い出した。
言ってることは同じだな。
津原はあのあとどうなったんだろう。
続編でもあるんだろうか。