『瀕死のライオン』 麻生幾 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

瀕死のライオン〈上〉/麻生 幾
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2004年3月、日本で初めて特殊作戦部隊を誕生させるべく
陸上自衛隊に組織された部隊。
その実態は国家機密とされている。


自衛隊“特殊作戦部隊”“内閣情報調査室”現実がここにある!


国家危機管理(『宣戦布告』)、公安警察(『ZERO』)、
外事警察(『CO』)―――
衝撃作を発表し続ける著者が、三年の徹底取材を元に描く
エンターテインメント小説の決定版!


日本で初めて特殊作戦部隊を実現するために
陸上自衛隊内に組織された<特殊作戦群>の指揮官である剣先巌は、
少数精鋭でいかなる環境でもあらゆる任務を遂行する
優れた戦士を一人でも多く作り上げることを目指し、
常に苛烈な秘密訓練を行っていた。
<特殊作戦群>正式隊員になるための
教育・訓練課程にいる清田武も、
当然のように肉体と精神がボロボロになる日々を送っていた。


<特殊作戦群>動揺に活動の一切が非公開である<内閣情報調査室>で
29年間にわたり諜報活動に従事してきた真中紘太は、
定年を数ヵ月後に控えたある日、
韓国情報機関の幹部キムから北朝鮮の陰謀の端緒を掴む。
彼は、その計画が日本人を“隷属化”するためのものであり、
また総理周辺にそれに加担するスパイがいると告げた。
真中は若くして内調の朝鮮半島班担当参事官(キャップ)に
任命された廣瀬由美子とともに調査を開始するが……。
――――― 上巻帯より

瀕死のライオン〈下〉/麻生 幾
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北朝鮮が国家の存亡を賭けて仕掛けた
<日本隷属化作戦>は阻止できるか?
国家の危機に対処できない日本―――
その認識は特殊作戦部隊を知らないからだった。
複雑に絡み合う陰謀のなか、秘められた部隊のミッションが始まる。


北朝鮮ミサイル危機真実はここにある!


北朝鮮軍事、自衛隊、内閣情報調査室、米国極東支配構想……
極秘情報満載で綴られた軍事・スパイ小説の最高峰、
超弩級書下ろし長編。
――――― 下巻帯より


個人的評価 : ★★★★☆


複雑だと思うけど、面白かった。
今までに読んだ麻生さん作品の中では上位。


ラスト近くはずっと眉間に力が入りっぱなし。
チームBのメンバーのあまりに壮絶な様子に。


最後まで読んでからは「面白かった」なんだけど
2冊読んでる間中ずっと引き込まれてたわけじゃなく。
途中で集中力が途切れちゃって脱落しかけたりも。


瀕死のライオンか…。
誰のことなんだろう。
あっちも、こっちもだ。


張り詰めた場面で人の名前を間違えるのは止めて欲しい。
“片山”って誰だ、って登場人物一覧まで戻っちゃったよ。