『空飛ぶタイヤ』 池井戸潤 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

空飛ぶタイヤ/池井戸 潤
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小説好き諸君!
たまには直球の企業小説、読んでみてくれ。


欠陥隠しが君を殺した。
「命」と「カネ」の人間群像


タイヤが外れた瞬間、巨大自動車会社の暴走が始まる。
「容疑者」が迫るタイヤ事故の真相とは!?


トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、
通りがかりの母子を襲った。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。
自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…
事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。
そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、
家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、
果てなき試練と格闘の数か月!


妻と三人の子供達、そして従業員とその家族を守るために、
オヤジは戦う。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★★

4つと少々悩んで5つかな…。

面白かった。


池井戸さんを読み始めた(池井戸さんに興味を持った)1冊。
先に読んだ池井戸作品への苦手意識。
そんな中でこれは、とおススメ頂いたことでの期待値アップ。


などなどがあった上で読んだんだけど、面白かった。


残りページだとか人物の描かれ方なんかで
先の展開が読めちゃったりするってことがあって
星を満点5つにしようか4つにしようか少々悩んで
結局間を取って4.5。


2段組で500ページ弱と結構なボリュームではあるんだけど
しかもハラハラしたりむかついたり涙したりと
感情も結構動くんだけど、それでも一気に読んじゃう。


「容疑者」である赤松やその会社の面々や家族、
被害者である柚木親子などなどの登場人物のおかげで
それだけの量を読んでも「疲れた」とも思わないし。


好きだった。