- 空飛ぶタイヤ/池井戸 潤
- ¥1,995
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小説好き諸君!
たまには直球の企業小説、読んでみてくれ。
欠陥隠しが君を殺した。
「命」と「カネ」の人間群像
タイヤが外れた瞬間、巨大自動車会社の暴走が始まる。
「容疑者」が迫るタイヤ事故の真相とは!?
トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、
通りがかりの母子を襲った。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。
自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…
事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。
そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、
家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、
果てなき試練と格闘の数か月!
妻と三人の子供達、そして従業員とその家族を守るために、
オヤジは戦う。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★★
4つと少々悩んで5つかな…。
面白かった。
池井戸さんを読み始めた(池井戸さんに興味を持った)1冊。
先に読んだ池井戸作品への苦手意識。
そんな中でこれは、とおススメ頂いたことでの期待値アップ。
などなどがあった上で読んだんだけど、面白かった。
残りページだとか人物の描かれ方なんかで
先の展開が読めちゃったりするってことがあって
星を満点5つにしようか4つにしようか少々悩んで
結局間を取って4.5。
2段組で500ページ弱と結構なボリュームではあるんだけど
しかもハラハラしたりむかついたり涙したりと
感情も結構動くんだけど、それでも一気に読んじゃう。
「容疑者」である赤松やその会社の面々や家族、
被害者である柚木親子などなどの登場人物のおかげで
それだけの量を読んでも「疲れた」とも思わないし。
好きだった。