『ルパンの消息』 横山秀夫 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

ルパンの消息 (カッパノベルス)/横山 秀夫
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「昭和」という時代が匂い立つ社会派ミステリーの傑作!


平成2年12月、警視庁にもたらされた一本のタレ込み情報。
15年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は、
実は殺人事件だった―――
しかも犯人は、教え子の男子高校生3人だという。
時効まで24時間。
事件解明に総力を挙げる捜査陣は、女性教師の死と絡み合う
15年前の「ルパン作戦」に遡っていく。
「ルパン作戦」―――
3人のツッパリ高校生が決行した破天荒な期末テスト奪取計画には、
時を越えた驚愕の結末が待っていた……。


昭和の日本を震撼させた「三億円事件」までをも取り込んだ
複眼的ミステリーは、まさに横山秀夫の原点。
人気絶頂の著者がデビュー前に書いた“幻の処女作”が、
15年の時を経て、ついにベールを脱いだ!
――――― 裏表紙より


個人的評価 : ★★★★☆

5つ寄り。


面白かった。

全編通してずっと一気読み、というわけでもなかったんだけど
最後まで読んだ感想としては「面白かった」。


ただ、どうしても気になることがあったので満点はなし。
気になることというか、スッキリしないことというか。
「あの人は何で…?」って。


それが瑣末なことならともかく、
話の中でかなり大きなことだと思うので。


婦警さんが実は…、というのは早い段階で想像できちゃう。
だけど、その彼女が15年抱えていたものに泣きそうになった。


あとは隣室を覗く鏡の前での慟哭にも泣きかけた。