『コンダクター』 神永学 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

コンダクター/神永 学
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ミュージカルのオーケストラピットのメンバーとして、
音大時代の仲間と再会を果たした朽木奈緒美は、
これから始まる仲間との仕事を楽しみにしていた。
そんな中、とある場所で謎の変死体が発見されてから、
奈緒美の周辺でおかしなことが起こり始める
―毎夜の悪夢、アパートの窓から外を見つめる首無しの白骨、
次第に壊れ始める友情、そして怪事件を狂信的に追う刑事…
音楽を奏でる若者たちの日常が、
一見つながりのない複数の出来事で崩壊の道をたどり始める。
しかし、それは…。
自らの欠落した記憶を追ううちに、いつしか
暗黒の渦に巻き込まれてゆく奈緒美がたどり着いた真実とは―。
―――――  「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★★☆

3つに多少寄る4つ。


かおりさん  が紹介されていて興味を持った1冊。


前半(というよりラスト前まで、かも)わりと淡々と読んだ。
何が気に入らないとか嫌いだと言うわけじゃなく、
単純にさほど面白い!とか好き!って思える部分が見つからなくて。


だったんだけど、ラストは面白かった。
それで3つだった星を4つに。

「コンダクター」ってそういうことか!って。


あの人はきっ真っ当な○○じゃないだろうな、とか
きっとこの人も単なる××で終わるはずないよな、とか
色々考えちゃってて、それは部分的には想像通りなんだけど
最終的には想像以上だったり。


エピローグで事件の総括めいたものが始まったときは
「ない方が良かった!この手前で終わっててくれた方が好きだった」
って思ったんだけど、それだけじゃなかったのね。


エピローグのあの感じだとシリーズ化もあるかも?
と思ってしまう。

これのシリーズ作品だと発表してしまえば、

大元でネタバレになるものもあるだろうけど。