『生還者』 保科昌彦 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

生還者/保科 昌彦
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20人以上の犠牲を出した土砂崩れから半年。
4日間も飲まず食わずで生き埋めにされながら、
一命を取り留めた「奇跡の生還者」が、
ひとり、またひとりと不審な死を遂げていく。
暗闇の手が背中をなでる極上のサイコ・サスペンス!
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆

4つと悩んで3つ。


こちらも初めて読んだ作家さん。
本屋さんで見かけた『グラウンド・ゼロ』が気になって。


途中までの不気味な雰囲気はなかなか面白かった。

電話の向こうから聞こえてくる男の子の泣き声とか、
自らの懺悔と同じような状況で死んでいく「生還者」とか、
追い込まれて段々壊れていく司書の姿とか。


ただ最後はちょっと弱かったような気も…。
「そうだったのか!」って驚きもそんなに大きくはないし
“不審な死”の真相にしてもイマイチすっきりしないし。


面白くないわけじゃないので、次のが楽しみ。