『そして殺人がはじまった』 吉村達也 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

世田谷区成城、高級住宅の自室で、
若い女性が顔をつぶされて殺された!
被害者は、長野県の成金大財閥の
総帥・松平将史の長女、琴子だった。
無惨な死体の側には、クリスタルの将棋盤が置かれ、
何故か盤上には詰将棋が……。
第一発見者で松平家のお抱え運転手・平田均は、
友人の推理作家・朝比奈耕作に助けを仰ぐが、
残忍な殺人鬼の毒牙は美人姉妹に次々と襲いかかるのだった!
大胆なトリックと息をのむサスペンスが激しく交錯する、
スーパー・ミステリー!
大好評、名探偵・朝比奈耕作シリーズ第二弾!!
――――― 表紙袖より


個人的評価 : ★★★☆☆


トリックそのものはそんなに驚くようなものじゃないかも。
上に書いた文であおられ過ぎたせいかもしれないけど。


顔をつぶされた理由は意外だった。
単純に考えて「それほどの怨み」が原因だろうと思ったんだけど。
「顔をつぶす」なんて行為を激情・怨みからでなく
冷静に計算してできる方が怖いけど。


将棋は駒の動かし方すらあやふやなので
詰将棋の図が書かれてたり答えが書かれてたりしても
どういうことなのやらピンと来ない。

松平家は怖かったりイヤな気分になったりもする。

どれもこれもよくある話(物語の中では珍しくもない話)なんだけど。