5 Styles traps riddles
失踪した息子の伝記を作り、自費出版したい―――
ゴーストライター・島崎がその話を引き受けてから、
彼は広大な館で資料の山と格闘することになった。
作文や写真をもとに、
かつて小説家を志した青年の一生と向き合う地味な作業。
島崎はしかし、次第にその魅力にとりつかれ、
自ら取材して歩くようになったが……。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
なかなか面白かった。
特に後半驚きもたくさんで、ページ数の割りに速く読める。
「これはあの人でしょ」って簡単にわかってしまうことがあって
でもそれがまた私の“思い込み”の一つに繋がって、また驚き。
とある証言者の言葉の中に一つ気に入らないことがあったけど。
淳の書いたものとして載ってる作中作のいくつか、
折原さんの短編集読んだことある気がする。
『耳すます部屋』に載ってたんじゃなかったっけ。