『妃は船を沈める』 有栖川有栖 | 鈴と空のブログ

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あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

妃は船を沈める/有栖川有栖
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罪深きもの。
汝の名は、そう、女。

臨床犯罪学者・火村英生、かつてない強敵と対峙す!


この願い事は、毒だ。
ゆっくりと全身に回る。
所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。
<妃>を綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。
危うく震える不穏な揺り籠に抱かれて、
彼らの船はどこへ向かうのだろう。
――― 何を願って眠るのだろう。
臨床犯罪学者・火村英生が挑む、
倫理と論理が奇妙にねじれた難事件。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


面白くないとは言わないけど、
有栖川さん・火村先生ってことで期待しすぎてた感は若干。


「猿の手」の火村解釈はなかなか面白かった。
ミステリっぽい解釈だけど、ゾンビ云々より個人的には好き。


ただ<妃>がなぁ…。
どうもそんなに魅力的に見えないのが残念。
事件の軸にいる人物なのに、イマイチ見えない。