- ラットマン/道尾 秀介
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焦燥。
倦怠。
狂おしい嫉妬。
猜疑。
謎に包まれた死。
ようこそ。
ここが青春の終わりだ。
結成14年のアマチュアロックバンドが
練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。
浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。
亡くすということ、失うということ。
胸に迫る鋭利なロマンティシズム。
注目の俊英・道尾秀介の、鮮烈なるマスターピース。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★★
一度じゃなく何度か驚いた。
あんまり心地いい驚きじゃなかったけど。
「おぉっ!」っていうんじゃなくて「あぁっ……!」って感じ。
恐らく伝わりにくいだろうけど。
道尾さん作品の中では『シャドウ』の次に好き。
わりと僅差での次点。