※長文になります。
実は、この前の検診の時に”トリプルマーカー”を受けました。
知っている人もいると思うけど、お腹の中の赤ちゃんの染色体の異常を調べる検査です。
主人は「もし、子供が出来たら検査をする」と言っていたのです。
そして、もし、何か異常がみつかったら・・・・と言っていました。
子供が嫌いというわけではなく、「自分の歳を考えてもし万が一何か障害を持って産まれてきた時に、子供を最後まで面倒みる事が出来ないから。」というのが1番の理由でした。
私は以前保育士をやっていました。
そして、保育士になる前、学校の実習で障害者施設に行った事があります。
その施設は大人ばかりの所でした。
1週間の泊り込みでの実習だったんですが、(泊まるところは学生だけの別棟です)さすがに初めは戸惑いました。
食事はもちろん、みんなと一緒です。
行った日の昼食は、みんな食べる事ができず、「こんなんで1週間もつのか?」と心配になる位でした。
でも、昼から本格的に実習が始まると、そこにいる人達の心の素直さに本当にビックリしました。
そして、年齢的には自分より上なんだけど、まるっきり心は子供なんだ。というのがわかり、可愛くも思えてきたのです。
実習に行くまでは、確かに偏見もありました。
でも、実習に行ってみてそんな事を思っていた自分が恥ずかしくなりました。
実際に実習が終ってから、どこかで障害を持った人に会っても、健常者の人と同じように接する事が出来るようになりました。
そういう事があるので、主人の気持ちもわからないではないけど、私の中で仮に異常が見つかってももちろん産みたかったのです。
そして、やっと今主人も私の気持ちをわかってくれ、今回の検査も「心の準備の為」という事になり、受けました。
結果がでるには1週間かかる。と言われていたので、先週の金曜日に病院へ行ってきました。
トリプルマーカーは、血液検査のみで結果といっても何分の1という確立しか出してもらえず、その結果をどう受け止めるかは当事者の判断というものでした。
でも、年齢別に確立が出されており、私達は私の年齢の確立より低かったらそのままで、高かった場合にはその先の”羊水検査”を受けると決めていました。
結果からいうと、かなり高い確率がでました。
トリプルマーカーを受けたいと言った時、先生はあまり進めないよ。という感じだったのですが、今回の結果を見てこれからどうするか。という話をしました。
何があっても「産む」といういう事は伝えてあったのですが、それでも今回の結果はショックでした。
でも、白か黒かハッキリさせる為にはもう羊水検査しかないので、その手続きをしてもらいました。
私の行っている病院では羊水検査はしていなくて、他の病院へ紹介状を書いてもらって行く事になりました。
そちらの病院では、検査の前にとりあえず1度受診してくれ。という事だったので、金曜日のうちに予約を入れてもらって、昨日行ってきました。
まず初めに赤ちゃんを見せて。という事になり、見てもらいました。
2週間ぶりの対面だったけど、又1段と大きくなっていてよく動いてました。
そして、先生はとても熱心にいろんな所を見てくれました。
ダウン症の子の場合に出てくるいろんな症状を、隅々までみてくれて所見では異常はない。との事でした。
そして、先生との話。
まず、その先生の言う事は
「私は、トリプルマーカーそのものを信じていない」
という事でした。
2つ目は、「双子だったから、その影響が出ているのでは?」
というものでした。
いつも行っている病院の先生も「ひょっとしたら、双子だったからもう1人の子の結果が出たかも」と言われていたので、こちらでも言われて「そうなんだ」と思ってました。
2人共ちゃんと育っていたら、又話は違ってくるけど、私の場合1人は育たなくて袋だけがずっと残ってました。
育たなかった。という事は異常があった。という事だし、袋がなくなったとはいえ完全には消えていない可能性もあるので、血液検査だけだと、ハッキリとは出せないらしいのです。
(じゃあ、何の為に検査したんだ?と思ったのですが・・・)
そして、羊水検査のリスクについて話を聞きました。
リスクについては調べていたのと変わらない話だったのですが、(ある程度はインターネットなどで調べていきました)私の場合胎盤がちょうど羊水をとるために針をさすのだけど、ちょうどその針をさす所にあり、さす場所が限られてくる。と言われました。
胎盤の事だけは自分ではわからないので、とても不安になってきました。
そして、万が一破水を起こした場合、今の週数では赤ちゃんは助からないと言われ・・・
さっきのエコーで今の所、そういった兆候も見えないと言われただけに、この検査を受けてもいいのか?と思いはじめました。
先生も「大体羊水検査を。と来た人の中で半数以上の人は受けないという選択をされてます」と話してくれて、本当にその通りだと思いました。
だいぶ、気持ちが揺らいでいた所に先生は「ここの病院では”胎児ドック”というものをしています」という話をしてくれました。
胎児ドックとは、人間ドックの胎児用らしいのです。
それは20週と30週の2回受けて、お腹にいる時からの異常を見つけ、何らかの手をうって無事に産まれ、そして育つようにするものと言わました。
そして、この2回の検査で80%位の以上は見つかっている。というものでした。
逆にこの2回の検査で見つからない異常は、産まれてくるまで見つけるのは困難の物という事です。
と説明されました。
この説明をうけて、これならお腹に針をさす事もないし、リスクもなく又金額も羊水検査より安いし、何より3D
でしっかり検査してくれて、ビデオにも残してくれる。
という事でした。
私は、この検査で十分だ。と思って病院を後にしたのですが、はたして主人がどう言うかです。
夜、まずは病院で赤ちゃんをしっかり見てくれて、以上が発見されなかった事。
そして、羊水検査についてのリスク。
胎児ドックというものがある事を話しました。
返事は、私と同じで「胎児ドックを受けよう」というものでした。
先生がしっかり見てくれて今の所問題ない。と言ってくれているのを無理に検査をして何かあったら困るという事になりました。
トリプルマーカーを受けたい。と話したこの前の検診の時。
エコーをしてもらってる時にこっちを向いていたべビちゃん。
私には、何かを訴えかけているように思えたのです。
その後、羊水検査について調べていたら”胎内記憶のある子が、羊水検査の時に怖かった”と言っていた。という記事を見つけてその時点でもとても迷ったのは事実です。
いろんな事があり、いろんな事を考えたこの2週間だったけど、今の所夫婦で納得できた結果が出せたと思います。
何より、私だけでなく主人も何があっても受け入れる覚悟を決めてくれたのが、1番嬉しかったです。
子供が欲しくて欲しくて悩んでいた時の事を思い出すと、今の悩みは贅沢な悩みなんだとわかってるのに、情けない親ですね。
でも、思いがけなく昨日お腹のべビちゃんに出会えて、お腹の中で1人で遊んでる姿を見る事が出来てちょっと得した気分です。
こんな事がなければ来月の初めまで会えなかったのだから・・・
そして、胎児ドックでは3Dの映像が見られるわけだし。
今の病院にはないから、このまま見る事はできないと思っていたので、嬉しいです。
(世の中には4Dまであるみたいだけどね)
予定日まで、安心してお腹にいてね♪
お腹の中のべビちゃんも安心したのか、今日は今までとは違うお腹の動きを感じた気がしました。
ひょっとして”胎動”かも・・・?
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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