続き。
KaDeWe に購入品を預けてからベルリンのもう 1 つのエルメスの路面店に向かったのであるが、最寄り駅から少し離れていた。
この日のベルリンの最高気温は 29 度であり、非常に暑かったが何とかたどり着いた。
ちなみにこの日のヘルシンキの最高気温は 17 度ぐらいであり、気温差は 10 度以上であった。
路面店だけあってドアマンがいたが、幸いにも入店を拒否されることはなかった。
店内は、KaDeWe よりも広くてゆったりしている印象であり、コインケースやカードケースのパーソナルオーダーを受け付けているところはさすが路面店と言ったところであろうか。
また、Display Only ではあるが、バーキンシャドーやフォーブルなど珍しい品がガラスの向こう側に鎮座していた。
しかし、何と言うかお店全体の雰囲気が薄暗く、寒い感じがするのである。
しばらく店内を物色していたら店員が声をかけてきたので、KaDeWe では見つからなかった (パートナー用の) メンズの帽子について在庫を確認してもらったが、残念ながら在庫はなかった。
明確な理由はないのであるが、どうもこの店舗とは何となく相性がよくないと感じたので、これで退店し KaDeWe に戻り食事を取ってから購入品をピックアップすることにした。
KaDeWe の食品売り場は日本のデパートとは違い、地下ではなく 6 階ぐらいにあるのだが、チョコレート売り場が非常に充実しているので、ベルリン市民はチョコレートが大好きなのであろう。
このフロアで軽食を取ってエスカレーターでエルメスに向かおうとしたのだが、1 階下のリビングのフロアで "HERMÈS" の文字が視界に入ったのである。
近づいてみるとそこはエルメスのテーブルウェアのコーナーであった。
コーナーと言っても、通常の店舗内のテーブルウェアのコーナーよりもずっと広いスペースである。
また、展示してある商品もかなりのボリュームである。
# 店員に撮影 OK をもらった
そしてここで見つけたのが、 (ついに手を出してしまった) グラン・アトラージュと (全く人気のない) HTS のモカスプーンである。
モカスプーンは小っちゃくてとても可愛らしいが、それぞれ €202 (!) と €73 であった。
テーブルウェアが独立しているとは思いもよらなかったが、KaDeWe のエルメスの店舗内にテーブルウェアのコーナーがない理由はこういうことだったようだ。
思いがけずカトラリーを購入でき、あとは購入品をピックアップしてヘルシンキに戻るだけなのだが、私たちがテーブルウェアのコーナーに来た時、店員がランチに行っていてしばらく不在であり会計をするまでに時間がかかったのである。
実はこのことが後で私たちに大きく影響することになるのであった。
次回予告
ベルリン編、ついに最終回!1000 文字拡大版!!
OSSAN の身に起こったサプライズとは?
ベルリンを疾走する OSSAN にいったい何が?
続く。