エルメス度 100%
以前、私が欲しいバッグについての考察を勝手に繰り広げていた。
考察自体は楽しいものであるが、考察だけしてその後は何も鞄は購入せずに 1 年近くが経過したある日、いつものエルメスに行くと、エルメスを愛する者にとって死の呪文とも言える Display Only の札がないエリアに見たことがない小さな鞄が陳列されていたのである。
それがこのウォレットバッグ《ポッシャンプリュス》である。
いわゆるボディバッグであり、お値段は 341,000 円であった。
今回は、ついに購入した私の鞄を皆様にウキウキな気分でご紹介させていただきたい。しばしの時間お付き合いいただけると幸いである。
ジッパーで開け閉めする。
写真には写っていないがジッパーの端っこには H がデザインされていてカッコいい。
見ての通りマチはほぼないためたくさん収容することはできないが、最低限のものが入ればよいのである。
エルメスオンラインによると寸法は L 23cm x H 17cm x D 2cmである。
エルメスの長財布は問題なく入る。十分である。
ストラップの留め具にはシェーヌダンクルのリンクが使われており、きっちり HERMES の刻印がある。
さすがエルメス、抜かりのない仕事ぶりである。
ストラップを外すことはできない。
またシェーヌダンクルのリンクも外すことはできないが、何のデメリットにもならない。
シンプルなデザイン
兎に角シンプルなデザインである。
外見からエルメスの商品であることを示唆するものはストラップの留め具だけである。
さりげないシェーヌダンクルのリンク
ストラップの留め具としてシェーヌダンクルのリンクがデザインされている。
ストラップにはこの留め具を通すことができるスリットが 2 箇所設けられている。このスリットに留め具を通すために留め具を回転させることができるギミックがあるのであるが、写真を撮るのは困難であり断念した。
なお、ストラップを短めにするとより体に密着させることができるので、例えばその上からジャケットなどを羽織ることができる。
海外旅行にも持っていけるかも
海外旅行にはエルメスなどのブランド品は安全のため一切持って行かない主義である。
しかし、このバッグであればボディに密着させ、本体を前面に持ってきてジャケットを羽織っていれば、単純に盗まれることはなさそうである。
また、開閉部は外から直接見えておらず、鞄本体の上部から一段奥まった場所にあるため、勝手に開けることも難しそうである。
これであれば海外に持って行っても盗難のリスクは小さいかもしれない。
鞄と呼ぶには小物感がするし、商品のカテゴリー的には鞄ではなく財布になるようだが、私にとっては誰が何と言おうとも鞄である。
よく売れずに残っていたものだと思うが、私を待っていてくれたのだと都合よく解釈して愛用していくことにしたい。