エルメス度 30%
多くの方がエルメスオンラインにアクセスするのは日本のサイトであろう。
次いで、アメリカ、フランスのサイトではないだろうか。
私も日本、アメリカ、フランスのサイトによくアクセスするのであるが、ことジュエリーに関してはカナダのサイトにもアクセスすることが多い。
なぜかカナダのサイトにしか出てこないジュエリーがちょくちょくあるのだ。
そこで今回は私がカナダのサイトでみつけたジュエリー、Quark Ring をご紹介したい。
# 画像はエルメスのカナダのサイトから拝借
指にハチの巣があるとしか見えないビジュアルである。
まさかあの球体を超えるリングが出てくるとは思っていなかった。
現地価格を単純に円に換算すると 700 万を超えており、実際に日本で購入となったらもっとするであろう。
さて、カナダと言えば今から 15 年以上前にシアトル近郊に 3 か月間仕事で出張に行き、休日に車でバンクーバーを訪れた時の事件は忘れることができない。
バンクーバーには有名なガス灯があるのだが、その事件はガス灯近くで発生した。
私は小腹が空いたのでガス灯近くのホットドッグの屋台でホットドッグを購入した。
20 ドル札 (カナダドル) を渡したのだが、あいにくとお釣りがなかったらしく両替してくると言って屋台のおじさんが 20 ドル札を握りしめてどこかに走っていったのだ。
おじさんが入っていった建物をしばらく見ていたら、おじさんが出てきて「ここでは両替できなかったので、別なところに言ってくる」と (身振り手振りで言っていたと思う) 、別の建物にダッシュして消えていったのである。
私は待つしかないのでその場でしばらく立っていたのだが、ふとこのシチュエーションは非常にまずいことに気付いたのである。
私の手にはホットドッグがあり、すぐ横にはホットドッグの屋台がある。
どうみても私がホットドッグを売っているとしか見えない状況なのである。
案の定、ベビーカーを押したアジア系の女性が私にホットドッグを 1 つ欲しい、と言ってきたのである。
ただでさえ英語は話せないのに、その時の奇妙な自分の状況を英語で説明するのは困難を極めた。
そもそも屋台のおじさんを英語で何と言えばいいのか分からず、出てきた単語が「マスター」であった。
「マスター」「ラン」「エクスチェンジ」ぐらいの単語と身振り手振りで今の状況を一生懸命説明したのだが、当然相手に伝わるはずもなく逃げ出したかったのだが、焦ってつい出た日本語にその女性が反応したのだ。
そう、その女性の方は現地在住の日本人であった。
英語にならない英語で話していて非常に恥ずかしかったのだが、日本語で今の自分の状況を説明している最中に、おじさんが満面の笑みで戻ってきたのであった。
非常に懐かしい出来事である。
このアメリカ出張は本当にいろんなことがあった。
- バンクーバーで一方通行を逆走
- 6 車線ぐらいの道を思いっきり逆走し、危うく本気で事故るところであった - バンクーバーで車で迷子
- 港町のはずなのにいつの間にか山の中に迷い込んでいた。ナビなし、地図なし - 出張中のレンタカーはシボレーの黄色いスポーツカーだったが、一週間後に会社のパーキングで壁にぶつけてしまい、代車で出てきたのがヒュンダイのシルバーの小さくてしょぼいセダンで悲しくなった
- このヒュンダイでバンクーバーに行ったわけである - 出張中にもかかわらず有休を取ってラスベガス、グランドキャニオン二泊三日の旅行を計画したものの出発当日に朝寝坊して飛行機に乗れず、いきなり途方に暮れた
- この旅行で起こったことについて 30 分以上話し続けられる自信がある
いつかいつものように無理やりエルメスに関連付けてお話しさせていただくかもしれない。