エルメスのアクセサリー、ジュエリーは同じデザイン、もしくは似たようなデザインでシルバーとゴールドで展開していることが多い。

 

パートナーと付き合い始めた頃は、暗黙の了解 (?) でシルバーを購入することが多かった。

シルバーとはいえ、それなりの金額ではあるが。

 

しかし、パートナーはいつのころから「ゴールドの方がいいなぁ。どう思う?」とゴールドを推してくるようになった。

 

 

「どう思う?」と言われて、「シルバーでいいんじゃない?」とは言えず、一度深呼吸をしてから極めて冷静にパートナーに似合うかどうか、他のアクセサリーと組み合わせてどうか、という観点で判断するように努めている。

 

# ゴールドの方が出番が多い気がする。気のせいかもしれないが。

 

一番困るのが、シルバー、ゴールドにさらにダイヤ付きがあるアイテムである。

 

一般論になるが、シルバーよりもゴールドの方が値段が高くなるものだ。

これも一般論になるが、ダイヤ付きはさらに値段が高くなるものだ。

これもまた一般論になるが、老若男女を問わず人間はキラキラ光るものに惹かれるものだ。

 

 

パートナーがそれらを試着して気に入っていそうな状況になった場合、"買う買わない" ではなく "どれを買うか" で私の頭はフル回転している。

 

基本的には以下の要素をもとに判断をしているわけだが、もはや商品なんて見てはいない。完全に思考の外である。

 

シルバー、ゴールド、ダイヤ付きの値段を把握し、それぞれ差額分の価値(*)があるのか

来月のカードの支払いは大丈夫か

パートナーに内緒のへそくりはあとどれくらい残っているのか
 

(*) 

ここで言っている"価値" とは、"もたらしてくれるもの" と言い換えることができる。使ったり身に着けたりすることで生じるポジティブな感情、行動、思考のことである。(ここがエルメスの一番の差別化であり付加価値であると私は思っている)

 

これは得てして値段をつけるのがむずかしい、いわゆるプライスレスであることが多い。このプライスレスに対して値段の観点で判断しようとしているので何気に大変なのである。お金を払う立場としては。。。

 

 

なお、プライスレスだの偉そうなことを言っている私だが、結局ほとんどの場合単純に値段で判断している。

 

そのため、ダイヤ付きを買うことは滅多にないのだが、「会社にもつけていきたいでしょ?それならダイヤが付いてると会社でちょっと目立っちゃうんじゃないかなー」が私のキラーワードである。

 

乱発すると反感を買いかねないので、そこは注意が必要である。