私の若い頃

お茶お花(茶華道)は

花嫁修行の定番のように言われ

友人たちも会社勤めをしながら

習いにゆくケースが多かったです。


学生時代、私も祖母や母から

花ぐらい生けられるようにと

強く勧められ華道部に入部しました。


今では「花嫁修行」は死語の世界ですね。


マンション暮らしで 

気合を入れて花を生けるのは

お正月ぐらい。


収納に困る花器や剣山。。


その頃の将来の見通しと方向性は

大きくズレて今があります。


でも秋の学園祭の華道展では

本格的な立華を手がける先輩たちの

腕を競う場であり

全員徹夜で講堂を埋め尽くすという

眩い若さの勢いがありましたね。


りんどう, ゲンチアナアカウリス, 青, アルプス, 花, エーデルワイス

好きな花はたくさんありますが

特に竜胆(りんどう)が忘れられない

印象を思い出させてくれます。


華道展に竜胆を花材に使ったのですが

花びらは光を通すのか

この花の奥に

輝きが溢れているのを感じて

これを生かしたいと

一生懸命挑みました。


周りの評価もよかったので印象深く

地味ではありますが

今でもこの花を見ると

膨らんだ蕾を眺めたり

花弁の奥を覗き込みたくなります。