マラリアになるのも時間の問題だ。


モロッコでヒッチした車で20時間。
サハラ砂漠を越えてモーリタニアに入った。
モーリタニアは国土の75%が砂漠の国。
世界一長い列車(2.7km)に乗り砂まみれになりながら横断。
暑くて暑くて毎日寝不足。
そのままの勢いでセネガルに入った。

セネガルでは日本大使館から借りてきた書籍を毎日読み漁っていた・・・。

現在地、ガンビア。
セネガルの中にある小さな国。
周りの国々がフランス語の中、英語圏。
英語好きじゃないけど、言いたい事が伝わるスムーズさ。
久し振り。

セネガルのダカールを抜けてから、それまでの敵は蝿だったけれど、それが蚊に変わった。

朝になり、顔がすごく重い。
鏡を見てビックリ!
多数の斑点。
顔だけで数えてみたら70ヵ所以上やられていた。
手足も服の上からやられている。

ここはマラリア発症地域。
こんな毎日じゃマラリアになるのも時間の問題。


西アフリカ、3カ国目。
アフリカというものが大体わかってきた。
楽しみにしていただけに、現実は厳しい。
どうやら西アフリカはアフリカ内でも難易度が高いらしい。

まず、移動が辛い
移動好きの私でも、すでにお手上げ状態。
通常6人乗りの車に10人乗せる。
満員になるまでの待ち時間、2時間以上。
この前は4時間だった。
出発する前から疲れる。
出発しても、ガソリン入れたり、タイヤ交換したり、日本では出発前にやっておくのが当たり前のことを出発後やる。短い距離ですごく時間がかかる。

アフリカ人は商売っ気がない。
ディスカウント精神が全くない。
それどころか上乗せした値段を言い、つっぱねるとキレる。
ディスカウント料金とゼロ円の選択で普通にゼロを選ぶ。
馬鹿としか言いようがない

毎日、アフリカ人の要領の悪さにイライラさせられる。
今までの旅の数倍、精神的に疲れている。
ここは今まで以上に本気でいかないといけないらしい。


それでもたまにありえない光景に出合って、大笑いすると、また頑張れる。

ズボンのゴムがゆるいままサッカーに没頭して、ズボン引きずってパンツ丸出しの男子とか。
その仲間でズボンの股間がサックリ切れて中が丸見えの男子とか。
こっちの人は頭に荷物を乗せて歩くが、パラソル用のでっかいコンクリートの重しを頭に乗せて担いでいたりとか。
日差しを避ける為にでかいバケツをかぶって携帯で話している女子とか。

つっこみ所、満載。



りんどう烈火  ◇ 九州女児世界一周独り旅リアルタイムBLOG ◆-Ma1

移動で乗った乗合タクシーの上に積まれた荷物に混じる羊親子。

ちなみに、こっちは野良犬より野良山羊の方が多い。