遅ればせながら
あけまして
おめでとう
ございます
年を重ねても未熟な私を
今年もよろしくお願いします
年越しは、モアイの島イースター島。
ではなく、パタゴニアのリオガジェゴスでした。
前回の時間ズレしたblogにより惑わせた方々失礼しました。
行
きたかった所へのバスがなく、たまたま来てしまったリオガジェゴス。去年の年越しも最悪だったし、今年もこんな中途半端な場所で新しい年を迎えるなん
て・・・と全く期待してなかったのですが、ホステルのホームパーティに参加させてもらい、おいしい家庭料理を食べて、ワインをたらふく飲み、年越す直前に
それがシャンパンに変わり・・・最高でした。なにより優しくいい人達と年が越せて本当に幸せでした。
話は変わり、年明け早々トレッキングに行ってきた。
パタゴニア、フィッツロイ。
朝日を見るため、朝4時に宿を出発。
外は雨、そして強風。
辺りは真っ暗。
むっちゃ怖いんですけど。
雨で朝日見れないのは確実。
なのに、山道を突き進む。
これは、修業か!?
私に残された時間は今日一日。
展望台に着いてもフィッツロイどころか何も見えない。
ここまで来たのに何も見れないんか?!
むっちゃ凹む。
吹雪の展望台で作り笑顔
雨のためすごく綺麗な虹が出ていた。
それで気持ちを紛らわしつつ進む。
もう一つの展望台へ。
登山2時間。
ここまできたらやけくそで雨と強風の中進む。
山を見にきたのに山が見れない。
今まで海にはことごとく裏切られ続けてきたが、山に裏切られたことはない。
山育ちだから?
でも、今回は無理だな。
諦めつつ泣きそうになりながらも登り続ける私。
登る人など他に誰もいない。
しかし、山頂の展望台に到達する10分前辺りから徐々に晴れ間が見えてきた。
あれ?
え?
うそ?
登る足も早まる。
フィッツロイらしき山の頂上が見えてきた。
登りきるとそこにはさっきまでの霧がまるで嘘のような絶景。
見ることができるとは思ってなかった。
ただの意地だけで登ってきた。
見れた
その現実を理解した瞬間、涙が溢れ出た。
心から感動した。
フィッツロイは私に微笑んだ
本当に憎い演出だった。
今までいろんな場所へ行ってきたが、何かを見て泣いたのは、感動して泣いたのは、初めてだった。
現地人に騙されて悔しくて、自分が不甲斐なくて泣いたことは山程あるが・・・。
それから日が暮れるまでフィッツロイは私に微笑んでくれた。
そして、1日しか時間のない私はこの後も日暮れまで歩き続け、17時間トレッキングし続けた・・・。
山登り好きはMだというが、私もなのか?!
このトレッキング後に、チリのパイネへトレッキングに行ってきたが、私がいた2日間、すごく天気がよく、ここでも感動の絶景だった。
私が行った前日まで雪、雨、曇りが続いていて久しぶりの晴れだったらしい。
どうやら、私は山と相性がいいらしい。
キャンプ泊したのだが、重さに負けて寝袋を持っていかなかったため凍死しかけた。
「死ぬ」と思った瞬間、朝日が登った。
ギリギリ助かった。
この日もテント持って11時間、前日7時間のトレッキング。
いやー、楽しかった☆
川に映ったフィッツロイ