遅ればせながら


あけまして

 おめでとう

  ございます


年を重ねても未熟な私を

今年もよろしくお願いします


年越しは、モアイの島イースター島。

ではなく、パタゴニアのリオガジェゴスでした。

前回の時間ズレしたblogにより惑わせた方々失礼しました。

行 きたかった所へのバスがなく、たまたま来てしまったリオガジェゴス。去年の年越しも最悪だったし、今年もこんな中途半端な場所で新しい年を迎えるなん て・・・と全く期待してなかったのですが、ホステルのホームパーティに参加させてもらい、おいしい家庭料理を食べて、ワインをたらふく飲み、年越す直前に それがシャンパンに変わり・・・最高でした。なにより優しくいい人達と年が越せて本当に幸せでした。


話は変わり、年明け早々トレッキングに行ってきた。

パタゴニア、フィッツロイ。

朝日を見るため、朝4時に宿を出発。

外は雨、そして強風。

辺りは真っ暗。

むっちゃ怖いんですけど。

雨で朝日見れないのは確実。

なのに、山道を突き進む。


これは、修業か!?


私に残された時間は今日一日。

展望台に着いてもフィッツロイどころか何も見えない。


ここまで来たのに何も見れないんか?!

むっちゃ凹む。



りんどう烈火  ◇ 九州女児世界一周独り旅リアルタイムBLOG ◆-a1

吹雪の展望台で作り笑顔


雨のためすごく綺麗な虹が出ていた。

それで気持ちを紛らわしつつ進む。

もう一つの展望台へ。

登山2時間。

ここまできたらやけくそで雨と強風の中進む。

山を見にきたのに山が見れない。

今まで海にはことごとく裏切られ続けてきたが、山に裏切られたことはない。

山育ちだから?


でも、今回は無理だな。

諦めつつ泣きそうになりながらも登り続ける私。

登る人など他に誰もいない。

しかし、山頂の展望台に到達する10分前辺りから徐々に晴れ間が見えてきた。


あれ?


え?


うそ?



登る足も早まる。

フィッツロイらしき山の頂上が見えてきた。


登りきるとそこにはさっきまでの霧がまるで嘘のような絶景。

見ることができるとは思ってなかった。

ただの意地だけで登ってきた。


見れた



その現実を理解した瞬間、涙が溢れ出た。

心から感動した。




りんどう烈火  ◇ 九州女児世界一周独り旅リアルタイムBLOG ◆-a2

フィッツロイは私に微笑んだ


本当に憎い演出だった。


今までいろんな場所へ行ってきたが、何かを見て泣いたのは、感動して泣いたのは、初めてだった。

現地人に騙されて悔しくて、自分が不甲斐なくて泣いたことは山程あるが・・・。

それから日が暮れるまでフィッツロイは私に微笑んでくれた。

そして、1日しか時間のない私はこの後も日暮れまで歩き続け、17時間トレッキングし続けた・・・。



山登り好きはMだというが、私もなのか?!



このトレッキング後に、チリのパイネへトレッキングに行ってきたが、私がいた2日間、すごく天気がよく、ここでも感動の絶景だった。

私が行った前日まで雪、雨、曇りが続いていて久しぶりの晴れだったらしい。

どうやら、私は山と相性がいいらしい。

キャンプ泊したのだが、重さに負けて寝袋を持っていかなかったため凍死しかけた。

「死ぬ」と思った瞬間、朝日が登った。

ギリギリ助かった。


この日もテント持って11時間、前日7時間のトレッキング。

いやー、楽しかった☆


やっぱり私はMなのか...も。


りんどう烈火  ◇ 九州女児世界一周独り旅リアルタイムBLOG ◆-a3
川に映ったフィッツロイ