■5月20日(土)■
4月に続いて、白い花ネタ、と思ったものの、
この時期、稽古への道すがらにはなぜか白い花があまりないので、
今回は、我が家で咲き誇っている”ドクダミ”。
そんなものを咲かせていると貧乏くさいと嫌がられるが、
好きなものは仕方ない。
それにしても季節の進行が半月から1ヶ月早い気がする。

5月の稽古の話の前に、4月29日に"総会"をやったのを書き忘れていた。
今は"小世帯"のりんどうだけれど、毎年きちんと"総会"をやって、役員も選ぶ。
今年は少しだけれども役員構成が変わった。
それぞれにお役目ご苦労様です。

私ごとなれど、還暦の兎年、今日の稽古の直前、60歳の大台にのってしまった。
あちこちのメルマガから、60歳おめでとう、と(機械的に)言われる一方で、
最近の"年齢サービス"ってやつは、65歳以上が多く、
60歳は、いまや"ひよっこ"扱いでお得感はない。
昔と違って、今は60歳で何が変わるわけでもないことも実感。。

・・・
6月の本番に向けた最後の稽古となったが、
指揮のたちばな先生からの「日本語を自然に話すように歌う」という指摘には
相変わらず応えきれない。

4月15日の稽古のお話のところで、山田耕筰の
「洋楽を取り入れた日本のうたづくり」が今の日本の音楽に繋がる一方、
1音1語が弊害にもなり得ることに触れたが、
弟子の団伊久磨(5月17日が命日)が、オペラでそんなのんびりした
言い回ししていたら話が進まないと反発したという話を聞いたことがある。

オペラといえば、かれこれ40年近く前、
二期会オペラの助演に出させてもらっていた頃、
当時華々しく活躍し始めた佐藤しのぶ(早逝を痛む)、錦織健、
(その後すぐ30代で急逝してしまった)山路芳久、
おまけで、(劇中劇のバレエでゲスト出演した)草刈民代、
といった前途洋々・意気揚々とした人たちを、
稽古や舞台で目にして、その表現力に圧倒されたことを思い出した。

本番が近づき、指揮のたちばな先生の指摘は、
(当然ながら)いつにも増して鋭く、表現力を磨く必要性を痛感する。
今日は、両サイドを固めるSopとBassの2人がお休み。
さぁ、あとは本番当日の直前稽古だけだが、どうするりんどう
まぁ、そこをなんとかするのがりんどうでもあるが。

今日は、S1 A2 T2 B2