林道が大好きですが、俗に言う「酷道(国道)」や「険道(県道)」もたいへん好みです。
その意味でも、どうしても個人的に忘れてはならないのが、『白神ライン』です。

正式名称は、青森県道28号岩崎西目屋線。旧弘西林道時代に白神山地北部を横断する道路として開削され、白神山地の世界遺産登録後に『白神ライン』という愛称が名付けらました。

林道ドライブ.com-shirakami line

県道28号線の起点は弘前市中心部ですが、弘前市の西方に位置する西目屋村から日本海に面する深浦町岩崎までの区間が、いわゆる『白神ライン』として、一部の舗装区間はあるものの、未舗装区間として白神山地北部を貫通しています。
西目屋村の暗門大橋から西方の未舗装区間は40kmを超え、幅員も狭い山道なので、入口にはとても親切な注意喚起の看板まで設置されています。
青森県は親切で、いい感じですね。

$林道ドライブ.com-白神ライン・入口

数年以上前ですが、東北に出張した際にレンタカーで不老不死温泉から弘前へ抜けたのが、白神ラインとの初めての出会いでした。
不老不死温泉を満喫して、ここからどうやって弘前へ抜けようものかと思案していたところ、地図に沿岸部を通らず、内陸部をショートカットする(ように見えた)県道28号線を発見したのがキッカケになります。
しかし、その地図ではなぜかこの区間の道路表示が破線なのです。この旨を温泉のフロントの方に尋ねたところ、「ああ、弘前へ出られるならこの道は通らない方がいいですよ。道も悪いし、時間も余計に掛かりますから」と教えて頂きました。

これは自戒の念もありますが、折角頂いたアドバイスよりも探究心が勝ってしまうのが、林道や酷道マニアの変わり者的な悲しい宿命なのです。。。

結局、この県道28号線を通ってしまい、不老不死温泉から弘前市内へ到着するのに3時間ほど掛かった上、レンタカーの真っ白なマツダ・アクセラは見事な泥んこになって、返却する際のレンタカー屋のおじさんに「あんた、どこ通ってきたの?」と笑われることになりました。

でも、その甲斐あってか、延々と深山に続くダートの山道では隔世の感に浸り、しかも、途中に設置されている無料トイレが驚くほど綺麗に整備された水洗トイレで感激したりと、たっぷりとドライブを堪能することが出来ました。

本当は、このような山中に道路を開設しない方が、自然保護の観点からは望ましいとは思いますが、出来上がってしまった以上は、これ以上の環境破壊が起こらぬように活用することも、地方活性化には有用かとも考えてしまいます。

今回は、自分のRV車で西目屋から岩崎へ抜けましたが、以前よりも舗装区間が長くなり、一般車の通行、しかも首都圏ナンバーを多く見かけました。
個人的には、このようなダート道路は滑りやすく、また、ブラインドコーナーや急カーブが多い上に幅員も狭いので、景色を満喫するためにも、のんびりとゆっくり走行するのが安全で一番適していると思います。
その場合、運転に手馴れた後続車に追い付かれることがままありますが、その際には、少し幅員の広いところへクルマを寄せて止まり、後続車を追い抜かせれば、再びすぐにのんびりとドライブを満喫できるようになります。

『白神ライン』は「県道」だけあって、未舗装ですが一般的な林道よりもはるかに走行しやすいので、ゆったり余裕を持ったドライブをすれば、満足度の高い、とてもいい道路だと思います。
なお、今年は11月17日から冬季閉鎖されました。

(2012年7月14日通行)

白神ライン(県道28号線・旧弘西林道)


この他にも、車載動画をYouTubeにアップロードしています。よろしければ、是非ご覧ください。

YouTube:林道ドライブ.com



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