2010年にユネスコ「世界の記憶」に登録されたICAICラテンアメリカニュース
全1493本のうちの記念すべき1本目(1960年6月6日号/9分)が最近Youtubeにアップされました。
内容 (9分)
5月22日、ドルティコス大統領率いる政府代表団(同行者にラウル・ロア外務大臣、ファン・アルメイダ司令官)は、ラテンアメリカ6か国から招待を受け、革命キューバのメッセージを、アルゼンチン、ウルグアイ、ペルー、ブラジル、ベネズエラ、メキシコの人民に届ける旅に出発。
ホセ・マルティ空港で一行を見送るフィデル、ラウル(チェもいるらしいが映っていない)、国民。
翌日、アルゼンチン到着。フロンディシ大統領の出迎えを受ける。
英雄ホセ・デ・サン=マルティンの記念碑に花輪を捧げる。
同国の独立150周年記念を祝う軍事パレードにオリーブグリーンの制服を着たキューバ軍も参加し、市民の喝采を浴びる。
プレス・コンフェレンスで、チリ(地震)に見舞金を送ると表明。
国民議会(宮殿)訪問
ホテルで各国の外交使節や文化人を迎える。
公式行事以外で、大統領と外務大臣はエル・アテネオ書店で書籍を購入。
その後、フロリダ通りを歩きながら市民と交流。
ブエノス・アイレス大学経済学部では多くの学生から大歓迎される。
米軍基地から発進する飛行機による爆撃について話し、多くの学生たちの感動を呼ぶ。
ウルグアイ到着、空港では人々から歓迎を受ける。
モンテビデオの街中でキューバ革命に声援を送る人々
ホテルでプレス・コンフェレンス
「ディアリオ・デ・ラ・マリーナ」紙の廃刊について詳細に説明。
(バティスタ政権から毎月8千ドルの小切手を受け取っていた)
キューバ代表団主催のレセプションに参加する要人、文化人たち
ハコボ・アルベンス元グアテマラ大統領も出席。
キューバ革命への熱狂的な支持を示す人々
人波に押されながらアルティガス将軍像に向かう代表団一行。
ドルティコス大統領は「ラテンアメリカを訪問する最初のキューバ大統領となれて誇らしい。なぜならこれまでの我が国の大統領はアメリカ合衆国しか訪問しなかったから」と語った。
Marysolから一言
最後のドルティコス大統領の言葉も、「ラテンアメリカニュース」という名称も、キューバ革命がラテンアメリカを視野に入れていたことを示しています。