<入院2日目 夕方>

大腸カメラという試練を終え、病棟で医師から入院期間2週間は確定だと聞かされたあとのことです。


1週間は禁食(水やお茶は可)と治療プランが決まったため。

「じゃあしばらくは点滴から高カロリー輸液ですね〜」なんて言ったら。








Dr「いいえ。中心静脈カテーテルを入れます」








熊猫「(´・ω・`)!?」







Dr「末端の血管を使っての高カロリー輸液は血管炎を起こしてしまうため、より中枢深くまで挿入させる中心静脈カテーテルを入れて安全に投与しましょう😀」


熊猫「わ、わかりました(え、そんなにオオゴトな処置やるの?!)」

(´・ω・`)<まさかやーん!







ということで、出来上がったのがこちら…。

※苦手な人は閲覧注意














PICC(ピック)カテーテルです。

普段点滴をするように、腕の静脈から穿刺します。
腕の血管内を心臓方向に向かってカテーテルを挿入・留置していて、刺入部から心臓方向へ50cmほど白い管が入ってます。

手術とも言えぬレベルの処置ですが、感染菌を体内に入れてしまうと血管内感染という大事になりますので、手術着を着て行う滅菌処置が必要です。

心臓付近まで管が進入するので血管損傷時のダメージも大きく、下手したら臓器損傷もリスクとしてあり得るものです。
そのため、レントゲンで撮影しながらの透視下で行われます。

このPICCのおかげで、末梢点滴よりもハイカロリーの輸液を投与できます。


高カロリー輸液
1パック(1500kacl)の僕のご飯です。
24時間流し続けて1日分の必要最低限のカロリーを補います。
正直、当日の感覚として、「食べなくてもあと2日くらいもちそうだなぁ」と思いましたが。
準備もスタッフもそれなりに必要な処置なのに、緊急で予定組んでくれたことに感謝しか無かったので、受けました。

だって、普段僕が仕事としてやってる処置ですからね。

Dr「緊急ですが予定組めました」

というワードの裏側の苦労はよく知ってます。











緊急で!




予定にない処置を!



夕方5時からやる!!



その苦労を!!



普段やってる側だからぁぁぁぁぁ!!

だから断れませんて。







まぁ、予定した部位に中々刺さらなくて。

その理由が・・・





Dr「いつも(高齢者)より筋肉質だから、血管が遠くて難しいですね😀」














筋肉は裏切らない!?

※無麻酔で計10回刺されました(´・ω・`)