<入院9日目>
主治医から、採血にて炎症反応が無くなったことから、大腸炎は改善されたと判断すると説明がありました。

大腸炎の原因としては、感染性が最も疑わしいが、潰瘍性大腸の可能性も残っていると。

心配なら3ヶ月後くらいに大腸カメラをやると判断がつきますがどうしますか?




やらなくても良いならやりたくないですね(´・ω・`)

と、再検査を拒否ってしまいました。
医師「また再発する場合は潰瘍性大腸でしょうから、良いと思います」と。


という会話を昨日しました。
これにより、やっと退院が決まりました。


昨日から全粥食に上がりました。

久しぶりに肉の塊(ひと口大)にかぶりついてやったぜ!

ムシャ!っと豪快にかぶりついて!

モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ・・・ごっくん。

よく噛んでやったぜ。



展望室からの景色もこれで見納めです。
再発が無ければ良いなぁと願います。





<入院10日目>
本日ですね。退院です。

家族、職場の仲間、ご心配かけた皆様に無事退院できたことをお伝えしました。

そして、妻が迎えに来てくれたので、その足でランチに行こうと。


病み上がりだから。。。




低刺激なものに。。。




油少なくて。。。






えっと。。。















病み上がりにカレー食




スミマセン、油と刺激しかないもの食べました。


安心してください、一番甘口のマイルドを美味しくいただきましたよぉ〜(;・∀・)


ここのスパイス、身体が弱ってる時に効く気がするんですよねぇ〜(;´∀`)


今のところ腹に問題ないので。
きっと完治ですねぇ〜(;´Д`)





ということで、無事退院してきました!

10日ぶりに会えた子どもたちのリアクションは。。。

アレ? 思ったより・・・

とてもアッサリしてました(´・ω・`)



入院当日に水草刈り込んで水換えしていた水槽は、子どもたちに餌やりだけお願いしていましたが・・・。





あ、ちょっとヤバくなってる(´;ω;`)


ではまた!


日に日に春めいてきました。外の景色は。

熊猫です。病室よりお届けしております。



<入院5日目>

中心静脈カテーテルからの高カロリー輸液をしてましたが、腹痛と下痢が改善してきたことから食事開始の許可がおりました。






食事開始です!

ヤター!!!! ٩(๑òωó๑)۶


やっと口から水以外のものが摂れる!


看護師さん「もうコレいらないですね♪」

と、<禁食※水分可>の注意書きの札が撤去されました。



待ちに待ったお食事は!







重湯です

ゼッタイに使わない箸が添えられている。。。


ま、まぁそうだよ。重湯だよ、禁食明けはね。

それでも、まぁ4日間食べていないからね、


まぁウマイことウマイこと♪


米粒が数えるほどしかありませんが、むしろ米の旨味と甘みを強烈に感じられる!

澄まし汁ですら、濃厚煮干しラーメンのスープのよう!


そんな重湯を昼、夕、朝と計3回食べました。

こんなに優しさの塊みたいな重湯ですら、大腸炎の腸管には刺激になったようで。

何度か腹がゴロゴロしたし、下痢も横ばいで続きました。





<入院6〜8日目>

重湯をクリアした?ということで、段々と食事の質を上げていきます。

ここはダイジェストで、どうぞ!



三分粥&軟菜食


五分粥&軟菜食


七分粥&七分菜




おわかりになりましたか?





段々と米粒の比率が増えているんですよ?

三分粥なんてほぼ研ぎ汁でしたが、それでもすっごく慎重によく噛んで食べました。


段々と食形態が上がることで、具材が増えるからか味が多彩になる感じも楽しかった。


なによりも、全て美味しかったので、口から食べられるって幸せだなぁ。と痛感しました。




ただ、全くトラブルがなかったわけじゃなくて。。。


腹の調子は徐々に食物が通過することになれてきた感じはありましたが。

一方でカテーテルを入れた左腕の痛み?が日に日に悪化してきたんです。


わかりにくいかと思いますが。。。

二の腕から肘にかけてパンパンに!

どうしても痛いからムリです!と看護師さんに伝え、医師に診てもらったら

医師「おそらく静脈炎による腫れだから、カテーテル抜去しましょう」と。




抜去してもらいましたが、なぜかカテーテルが引っかかって(どこに??!!)スムーズに引き抜けず。
先生が頑張ってくれてなんとか抜けました。


熊猫『カテーテルが途中で切れたらまずいことなりますよね〜。ゼッタイいやだー(´;ω;`)』と、血管内残留だけはやめてくれーと願いましたよ。大事だからね。



俺は自由だぁー!!


と、晴れ晴れした気持ちでしたが、静脈炎で腫れて痛い左腕が気になります。
アイスノンで冷やしたら時間経過と共に腫れが引きました。ホント、良かったです(;_;)


まだ軽く痛む左腕をブンブン振りながら、早速やりましたよ♪



一階から展望階(11階)までの
階段昇降リハビリ!


足が子鹿ちゃんでしたが、手っ取り早く筋力改善するにはやっぱり、階段!


こうして急激にリハビリを勧めていく熊猫でした。


入院2日目に大腸カメラとPICC挿入を行いました。熊猫です。


PICC挿入時に刺された針の痛みと、PICC自体の痛みと違和感とで、なかなか眠れなかったなぁと覚えています。





<入院3〜5日目>


3日目から高エネルギーの栄養点滴が開始。
1日中点滴するのも難儀なことが多い。


PICC挿入部が関節部からだったので、極力肘を伸ばしてないといけない。
伸ばしてるとADLが大きく阻害されるし、動かすたびに軽い痛みが。

時間が経つと、刺された針の痛みより、肘を伸ばして寝起きすることで肩が凝ります。



そして、点滴スタンドがトップヘビーになって動かしにくい。


キャスターで移動するから楽そうですが、エレベーターに乗り込むときの僅かな段差で、前のめりに倒れそうになる。




不便です、この命綱。




※写真は入院5日目に撮影。

それでも入院4日目には、腹痛もほぼ消失。

心窩部と下っ腹の痛みが顕著でしたが、触診時以外は痛みは消えました。

トイレの頻度もコンスタントに減りました。
2時間に1、2回程度に減ったので、安静度フリーということで院内散策へ。


歩くのは大事です。健康の基本は歩くこと。


症状が緩和されてくると頭がシャキッとしてきました。


読書してても気が散りにくいというか、読書に耐えられるようになったというか。

心のダメージもあったんだと自覚しました。





ただ、シャキッとしたからシンドさを自覚したのが。






シャワー浴びたい。
せめて髪を洗いたい!





春先の入院だったから発汗はすくないものの、頭髪はベトベトです。
痛みや検査で堪えたときの脂汗も残ってるなぁと。


医師からは体への負荷を考慮してタオル清拭のみで、と指定されていましたが心理的に限界でした。



そこで購入したのが。



水の要らないシャンプーです。


震災時にも話題になるアイテムですね。
石川の震災に派遣されたDMAT隊員たちも、「これは便利だった!」
と好評価でした。

さっそく試してみたところ、整髪料みたいな香りと付け心地で、水で流さなくてもスッキリ感がありますね。

ベトベトした感じも、まぁまぁ改善されます。
タオル清拭の蒸しタオルを併用すると、さらにスッキリしました。





また、食事が取れていないためか、唇の乾燥と荒れがひどかった。
経口でお茶も飲んでいましたし、点滴でも補水していましたが。口を使って食べないと唇が簡単に荒れます。


それに、トイレが頻回でそのたびに手を洗っていたので、手の甲の皮膚も肌荒れが。
これはけっこう痛痒くなって辛かった。


手荒れの原因は温水洗浄による脱脂作用です。医療現場でもよく手を洗いますが、アルコール手指消毒(保湿剤入り)の方が荒れにくいというのが昨今の常識です。


だからといって、洗わないわけにはいきません。

処方してもらった塗り薬とリップクリームでしのぎました。


こうやってなんとか制限内でQOL上げていかないとなぁ、と自分自身の看護プランを練りながら生活してました。



続く。

<入院2日目 夕方>

大腸カメラという試練を終え、病棟で医師から入院期間2週間は確定だと聞かされたあとのことです。


1週間は禁食(水やお茶は可)と治療プランが決まったため。

「じゃあしばらくは点滴から高カロリー輸液ですね〜」なんて言ったら。








Dr「いいえ。中心静脈カテーテルを入れます」








熊猫「(´・ω・`)!?」







Dr「末端の血管を使っての高カロリー輸液は血管炎を起こしてしまうため、より中枢深くまで挿入させる中心静脈カテーテルを入れて安全に投与しましょう😀」


熊猫「わ、わかりました(え、そんなにオオゴトな処置やるの?!)」

(´・ω・`)<まさかやーん!







ということで、出来上がったのがこちら…。

※苦手な人は閲覧注意














PICC(ピック)カテーテルです。

普段点滴をするように、腕の静脈から穿刺します。
腕の血管内を心臓方向に向かってカテーテルを挿入・留置していて、刺入部から心臓方向へ50cmほど白い管が入ってます。

手術とも言えぬレベルの処置ですが、感染菌を体内に入れてしまうと血管内感染という大事になりますので、手術着を着て行う滅菌処置が必要です。

心臓付近まで管が進入するので血管損傷時のダメージも大きく、下手したら臓器損傷もリスクとしてあり得るものです。
そのため、レントゲンで撮影しながらの透視下で行われます。

このPICCのおかげで、末梢点滴よりもハイカロリーの輸液を投与できます。


高カロリー輸液
1パック(1500kacl)の僕のご飯です。
24時間流し続けて1日分の必要最低限のカロリーを補います。
正直、当日の感覚として、「食べなくてもあと2日くらいもちそうだなぁ」と思いましたが。
準備もスタッフもそれなりに必要な処置なのに、緊急で予定組んでくれたことに感謝しか無かったので、受けました。

だって、普段僕が仕事としてやってる処置ですからね。

Dr「緊急ですが予定組めました」

というワードの裏側の苦労はよく知ってます。











緊急で!




予定にない処置を!



夕方5時からやる!!



その苦労を!!



普段やってる側だからぁぁぁぁぁ!!

だから断れませんて。







まぁ、予定した部位に中々刺さらなくて。

その理由が・・・





Dr「いつも(高齢者)より筋肉質だから、血管が遠くて難しいですね😀」














筋肉は裏切らない!?

※無麻酔で計10回刺されました(´・ω・`)

<入院1日目の夜>

痛み止めの効果はとてもありがたかった。

やっぱり疼痛緩和は最優先の看護目標だわ!

と腑に落ちてました。


受診した夜中から昼間もほとんど眠れなかった。眠れても急な腹痛と便意で急いでトイレに向かう。


漏らしたくない一心で歩くゾンビ状態でした。



それに、転棟した専門病棟の準夜と深夜の担当看護師さんたちがとてもが良い人で。

「じゃあインターバルあけるまであと1時間あるので、強い方いっちゃいますか☆」

と明るく提案いただけたのはありがたかった。

※ノリの良さは心の支えですね。




痛みが緩和されると、

便意は便意として認識できる。

※これ、すごく大事です



今の痛みは腹痛だけだからトイレに歩かなくて良いな。

いや、さっきより便意(チャド)の霊圧を感じるから行っておこうかな。

と、理性的?に考えられる。


毎回痛むたび歩かなくてもいいので、体を休める時間が当社比4倍くらいに改善しました。


…それでも、10分毎のトイレが40分置きになっただけなんですが。

体感的にはえらい改善でした。



<入院2日目 試練の日>

朝の回診で、今日これから大腸カメラやりますよ〜と言われ、前処置の高圧浣腸後に大腸カメラ検査という日程が立ちました。


前処置とは、大腸カメラをやるうえでとても大事な作業。

一般的な内視鏡検査では、検査前日に下剤を飲み、当日早朝から腸洗浄の水薬を1〜2リットル飲みます。

大腸内のアレヤコレヤを流さないと、視界不良のため再検査となってしまうからね。


ただ、僕のように炎症が起きてる大腸に薬を流し込むと、症状悪化させる上にトイレのウォーキングデッドになってしまう。

そういう人の場合はある意味優しい?方の処置として、下からお湯を流し込んで勢いよく出す処置をします。

まぁ、そんなことしなくても、僕の大腸はスッカラカンだと思いますが。



いざ、高圧浣腸へ。

お湯が入り切るまで耐えるのは結構しんどいですが、これまでの腹痛に比べたら可愛いものでしたよ。さすが、ある意味優しい方の処置です。


そして、看護師さんに内視鏡検査室まで連れられて行き。。。

道中で、

「大腸カメラの経験?自分がやられたことはありませんが、やってるのをいつも見てますね」と話すと、お仕事は?と聞かれたので、

「内視鏡室で働いている看護師です」と答えました。

同業者と分かると話が早いって感じで、説明が簡略化されたような気もします。

それで良いと思います😊




検査着に着替えて腸管の動きを抑える薬を投与され、いざ!大腸カメラへ!



初めての大腸カメラは。。。



あれ?そんなに痛くな。。。。




イタ!?

イタ?!!!

イタタタタタタ!!!


炎症を起こしている大腸内部をカメラの管が擦る感覚。

そして、大腸を炭酸ガスで膨らます感覚がメチャクチャ痛い(´;ω;`)



とても腕の良い先生に検査してもらったので、検査時間はすごく早かったのですが。

炎症部の痛みは激痛で耐えられず、「十分確認できました」ということで、途中で切り上げてもらいました。

カメラを引きながら撮影しつつ、内部の組織を摘み取る検査(生検)を行ってもらいました。



最終的な結果は生検次第ですが、担当医のお話によると、感染性大腸炎か潰瘍性大腸だと思うが、7:3で感染性だろう。とのことです。


僕としてもそうであって欲しいなぁ。と思いつつ、じゃあ退院は早くなりますね!なんて言ったら。。。




「いやぁ、それにしてもとても重症なんですよね。

1週間禁食で、もう1週間様子見て、2週間は入院ですね」










ヤダー!!!!!