もともと母方のほうに乳がんや卵巣がん、腹膜がん、男性乳がん…罹患歴がたくさんあった。

なのに、結局は他人事にしか捉えられてなかったんだな…

知識も無かったし、無知だった。


でも、頭の片隅にはいつも心配があって、20代の頃から毎年子宮がん検診をしていた。

お医者さんは若いんだから2年に一回でいいよニヤニヤとかちょっと心配性だよって確実に思われてる感じで言われてたけど、それでも、めげずに毎年していた。


その時から、必ず経膣エコーをしてくれる病院を選んで検診に行くようにしていたし、かかりつけ医が閉院になって新しいかかりつけを探すときも経膣エコーをしてくれる先生を調べてわざわざ紹介状を書いてもらった。


30代、生理の量が毎回足を伝うほど出て、結局子宮内膜ポリープで手術をうけた。

その時に子宮筋腫があることもわかったから、その経過観察を半年に一回、ずっと見てもらっていた。


ピルも処方してもらってたし、2ヶ月に一回は通院し、半年に一回は経過の経膣エコー、一年に一回は子宮がん検診…


ちゃんと備えていた。

自分ではできるだけ備えていたつもり…


なのに、去年10月頃…

その頃は性交痛があって、少し下腹部が狭い感じがした。

診察で伝えたら、年明けにがん検診のハガキがくるはずだから、年度あけたらがん検診しましょうとその時は経膣エコーしてもらえなかった。

その半年前に検診して何もない結果だったから先生もまさか卵巣がんがあるなんて思わなかったんだろう。

私ももちろんがんなんて疑いもせず、筋腫あるからそんなこともあるのかなとその時は了承してピルだけもらって帰ってしまった。


この時だけだった。

この時初めて半年ごとのエコーをしなかった。

きっといつもどおりだろうって思っちゃったんだ。

よりによってこの時…


あの時、無理にでも経膣エコーお願いしていたら…もっと早い段階でみつけることができたんだろうか…


そこからはまた忙しい日々にすっかり下腹部のことを忘れてしまっていた…