the ARROWS『アロイ』 | 邦楽新曲レビュー

the ARROWS『アロイ』

アロイ
1 ABCD
2 夜明けのRhapsody
3 すきなひと
4 W.O.O.D.P.E.C.K.E.R
5 からだのV
6 女の謎
7 灯[tou]
8 繋がりながら僕らは
9 君と幾年
10 15years
オリジナル・メンバーの鵜飼孝治が復活してから初となるアルバム。Polarisのオオヤユウスケがプロデュースを担当し約3ヵ月で制作された一枚で、より深みを増したバンド・サウンドが追求されている。
ダンサブルなロック・サウンドで人気を集めてきた、今年結成10年目を迎えた名古屋発の5人組バンド、the ARROWS(ジ・アロウズ)。昨年7月の新編成での第1弾ミニアルバム『Clap Your Hands!!』以来となる、シングルを切らずにリリースされるメジャー3rdアルバム。今作はohanaやPolarisで知られるオオヤユウスケがプロデューサーとして参加。深くじっくり、約3ヶ月に渡り丁寧に制作。これまでのミラーボールがキラキラ輝くダンスロックが得意の「踊れて泣けるロックバンド」というイメージとは違う、「深呼吸のように、浸透する、音楽」を奏でる1枚になっています。変拍子を取り入れた無機質なポスト・ロックM1から変貌ぶりにびっくりしました。アコギのアルペジオが心地いいグルーヴナンバーM2、切なくて優しい一途なラブソングM3、キラキラしたサウンドによるM4。リード曲となるM5は、岩原さんの楽曲にヴォーカル坂井さんが書きためていた歌詞を当てはめたという浮遊感溢れるスローナンバー。淡々と歌い上げるOLの日常を綴った前半から後半に出てくるサビで終るので、余韻が残ります。PVは思わず見入ってしまいますよ。疾走するグランジパンクM6、ギターの岩原さんがヴォーカルを取った懐かしさを感じるM7、そして、打ち込みと生のリズムに乗せて、バンドのこれまでとこれからを歌うM10で幕を閉じます。前作『GUIDANCE FOR LOVERS』とは対照的ですね。ゆったりした雰囲気で統一された、新しいアロウズ。1枚通して何度も聴きたくなる、不思議な空気感のあるアルバムに仕上がっています。
MySpaceあり。PVフル視聴はコチラで。(~未定)試聴はコチラです。2/18リリース。