アンジュルムのラジオ番組
アンジュルムのメンバーがパーソナリティを務める公共の電波を使ったラジオ番組は、『アンジュルムステーション1422』(以下AS1422)と、伊勢鈴蘭さんが出演する『60トライ部』の2つ。ロクマルは伊勢さんのガチ気質が可笑しい。AS1422は、毎回パーソナリティの組み合わせが変化する。
ポッドキャスト「かみこ日和」
アンジュルムには第三のラジオ番組がある。
【かみこ日和】会員限定のポッドキャスト「ハロー!ラジオ」の番組のひとつ。アンジュルムリーダーの上國料萌衣がパーソナリティを務める。毎週水曜日放送だが、オンデマンドなので聞き逃しが無いうえにアーカイブ配信もある。
パーソナリティは上國料萌衣
歌が上手くて、頭も良いし、面白いし、自然が好きで、金魚すくいや魚釣りが得意なアンジュルムの新リーダー。最近、「やりたいこと100のリスト」を作成し、多忙な仕事のすきま時間を見つけては、ひとつひとつを着実に取り組む行動力も魅力。でもあまり予定を詰め込み過ぎないほうが、、、余白があるくらいで丁度いいよ。
九州熊本出身に親近感。
感想と考察
●感想
2024年4月3日時点の32回分(約900分)を聴いた。
日常の会話を聴いているような番組であった。
●考察(情報の機密性)
AS1422も普段の雰囲気が楽しいが、2つの番組の違いを書き出してみると、
- ネットか、公共の電波か
- 顧客が会員限定か、不特定多数か
- マネタイズがサブスクか、広告収入か
- オンデマンドか、リアルタイム配信か
- パーソナリティがひとりか、複数人か
かみこ日和のほうが、会員限定であり機密性が高い。上國料さんも安心して伝えたいと思ったことが話せる環境なんだと思う。
●考察(情報の秘匿性)
環境に関わらず、ストレートな表現は上國料さんの持ち味である。
ライブ中にも上國料さんのコミュニケーションのストレートさは度々現れる。「BEST ELEVEN武道館」のコールアンドレスポンスでは、ハロメン関係者席にも「当てられないと思ってるだろー!」と想定外のコールを送った。
「スリーオブアス豊橋」では、全力の応援を楽しんでいたファンに対して「あなたが今日この会場の一番!」とMVPを送った。いずれも過去に前例はなかった?ようだけど、会場もSNSも大いに盛り上がった。
収録番組なので編集があるはず。とすると、秘匿の判断基準は相当寛容な設定。
●まとめ
機密性が担保された場から、上國料さんのハッとするストレートな表現を引き出す。プランドハプンスタンス(計画された偶然)にも似た余白のある設計が、ファンを惹きつける極意なのかもしれない。
瀬戸内寂聴さんが、寂庵に集まるファンに対して行う法話と構図が似ている。ユーモアがあることや、パーソナリティの根底に「愛」があることも共通点である。(おわり)
冒頭約7分間が毎回無料です。是非。
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