りっく365は、東京金融取引所が市場を開設・運営している外国為替証拠金取引である。
くりっく365は取り扱いの業者から、東京金融取引所があらかじめ指定したマーケットメイカーと呼ばれる取引参加者が提示するレートに対し、注文をする形となる(取引相手は、東京金融取引所が指定したマーケットメイカーである。東京金融取引所は取引の結果生じた債権債務の相手方となる。)[5]。
レートは、複数のインターバンクが提示するレートであり、買値と売値とも投資家にとって有利な方を採用している。証券取引所の現物株のように売り手と買い手を直接結びつけるオークション方式ではなく、マーケットメイカー方式である[5]。
スワップポイントが売りと買いで同一であり、投資家にとってメリットである。店頭取引では、同一通貨ペアの売りと買いを比較して、投資家が支払うスワップポイントの方が多いケースがある[6]。
取引証拠金が東京金融取引所で保全されているため、直接の取次業者が破綻してもポジションが清算されたり預託金が一般債券扱いとして毀損し返還されないなどといったカウンターパーティリスクが少ない[7]。破綻取次企業が管理していた顧客ポジションの別業者への移管が可能である[8]。また取扱業者の財務力も金融商品取引法の業者登録基準に加えて、純資産20億円以上となっている[9]。
申告分離課税であり、一律20%の税率で課税される[10]。かつては、通常の店頭FX業者の場合、収益は総合課税の雑所得となるため多額の年間収益を上げた場合は最大50%程度の所得税等が課税されていた(ただし平成23年度所得分まで)。店頭FXの収益が小額である場合は総合課税の雑所得扱いのほうが税率が低くなることがあった。(ただし、平成23年6月22日の所得税法等の一部を改正する法律により、平成24年度所得分より店頭FXもくりっく365と全く同じ税制になった。)
損失が発生した場合、翌年から3年間にわたり所得税の損失繰越の適用が可能[11]。
過去は売買手数料がかかっていたが、2013年10月よりマーケットメイカーから1単位当たり100円(税別)の手数料を東京金融取引所が徴収し、取次業者に交付しているため、かからない業者が多い。(店頭業者は スワップポイント、スプレッドで利益を得られるため手数料無料の業者もある)