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 さて、昨日は、娘の小学校の卒業式でした。

コロナ禍で、式は縮小さてていましたが、2年前の息子の卒業式より、ずっと、良い式でした。

(2年前の息子の卒業式も、コロナ禍でしたが)

 

昨日の式で、最も驚いたのは、音楽科の教師が弾く、ピアノでした。

卒業生入場の時の音楽は、CDだったのですが、それ以降流れる音楽は、全て、音楽科の教師のピアノ生演奏でした。

驚きました。

一番初めの、国家清聴の時の「君が代」の時点で「この、音楽科、うまい」と、感じていましたが、一番驚いたのは、卒業証書授与の時です。

担任が卒業生を呼名し、卒業生が返事をし、校長先生から、卒業証書を受け取るという、流れは、一般的だったのですが、BGMとして、使われたのが、音楽科の教師が弾く、ピアノでした。

これが、うまい。

呼名の邪魔にならないよう、静かに、ゆっくりと弾いていく。

さらに、驚かされたのは、男子の呼名が終わり、女子の呼名に移る時に、ちゃんと、タイミングを合わせて、曲が変わったことでした。

曲の変え方も、強引に、違う曲を弾き出すのではなく、男子の呼名が終わる頃に、1曲目がちゃんと終わるように、なっていました。

秒単位で、計算し、自分で、編曲し、リピートや、フェルマータをうまく使い、男子の呼名が終わる時に1曲目終了。

もう、驚きましたよ。

生演奏のBGMだけでも、驚くのに、男子の時と、女子の時で、曲が変わり、タイミングも完璧に合わせてきて。

今年の卒業生は、4クラスあったので、音楽科の教師は、合わせて、8曲もBGMとして、弾いていました。

どの曲も、やっぱり、曲が変わる時のタイミングは完璧。

どうやって、合わせてきたんだろう、と、本当にびっくりしました。

曲も、クラシックではなく、Jポップ。

「365日の紙飛行機」や、「未来予想図Ⅱ」や、「キセキ」や、「明日への扉」、等でした。

最後の6年4組女子と、特別支援学級の呼名は「旅立ちの日に」で締めていました。

こんな卒業式は初めてで、ずっと、驚きっぱなしでした。

卒業証書授与の時は、一人一人呼名するため、時間が長く、自分の子以外が授与しているときは、たいてい睡魔と戦っていましたが、今年の卒業式では、もう、ピアノに、釘付け。

ちなみに、卒業生退場の曲は、「ハナミズキ」でした。

この演奏も、完璧。

強弱の付け方なんて、涙が出るかと思うくらい、素敵に仕上げていました。

 

帰宅した娘に、「なんで、BGMが、ピアノの生演奏だって、教えてくれなかったの?」と、聞くと、娘は、それが当たり前だと思っていたらしく、「え?別に、言うことでもないかな。って、思って。」と、サラリとしていました。

曲がりなりにも、ピアノを9年間習っている娘。

もっと、ピアノのことで、感動してほかったです。

 

娘には言えませんが、卒業生の呼びかけは、大したことありませんでした。

ホントに、それでいいの?って、内容でした。

まあ、学年主任、まだ、若いし、仕方ないか。

 

夫の話によると、最近、ピアノの生演奏をBGMにする学校があるそうです。

ただ、腕に自信のある音楽科しかやらないみたいです。

娘の小学校の音楽科は、相当だったと思います。

 

私は、昔から、ピアノが趣味でしたが、双極性障害になってから、弾けなくなってしまいました。

また、ピアノが弾けるといいな、と思いました。

 

ということで、娘の卒業式は、ピアノでいっぱいの式でした。

夕食時、酔っ払って、あまりに、音楽科のピアノがうまかったと、繰り返し言う私に、娘は、怒っていました。

「ママ、ピアノの事しか褒めないんだもん。」と。

慌てて、

「娘の、呼びかけも、すんごい、良かったよ。スーツも良く似合ってたよ。一番、かわいかったよ。」

と、褒めたら、少し、機嫌が直っていました。

あの、ピアノに、感動しない娘。

やっぱり今年でピアノをやめて、正解だな、と思いました。

(娘、3月で、ピアノをやめます。)

もともと、私の趣味で習わせたピアノ。

娘は、そこまで好きではなく、ただ、合唱祭の伴奏ができるから、習っていただけって感じです。

娘の目標は、自分の卒業式で歌う「旅立ちの日に」の伴奏をすることでしたが、コロナ禍で、合唱はカットされ、伴奏の目標は果たせぬまま、卒業しました。

「旅たちの日に」を卒業式で歌わないことが分かってから、娘のピアノに対する姿勢が変わったように思えます。もう、ピアノ、やんなくていいか・・・みたいな。

中学校では、合唱祭の伴奏すら、やるつもりもないそうです。

 

卒業式の感想というより、ピアノの感想になってしまいました。