中2なのに、知的能力は7歳後半、社会性は8歳後半の、自閉症スペクトラムで、軽度精神発達遅滞(軽度知的障害)の息子。

明日から、通級指導教室に通い始めます。

通級指導教室は、息子の中学校にはなく、電車に乗り、他校の通級指導教室に行きます。

今朝、自宅の最寄り駅に、夫と二人で回数券を買いに行きました。

療育手帳を提示したら、運賃は半額になりました。

電車大好きな息子にとっては、楽しみのようです。

通級指導教室用に、上履きも購入しました。

何色でも良いとのことで、息子が気に入った紺色にしました。


値段は、税込みで3289円。
なるべく安いものを選びました。

明日、息子はどんなことを学習してくるのでしょうか。

実は最初は、通級指導教室に通わせることを、あまり快く思っていませんでした。
息子には、健常者の中で、様々な事を身に付けていって欲しい、特別扱いはしないで欲しい、という気持ちがあったからです。
でも、息子を特別扱いしないのも、もう限界のようです。

先日、夫の職場で、コロナウイルス陽性者が出て、夫も感染したかもしれない、という恐れのため、息子も学校を休ませました。
担任の先生から、すぐに電話があり、
「学校の息子君のパソコン、届けましょうか?」と、おっしゃってくれるので、
「いえ、いえ。私が取りに伺います。」
と、中学校に私が取りに行きました。
息子にパソコンを渡すと、すぐに自分でWi-Fiを設定し、クラスの授業にZoomで参加していました(そういうことは、自分でできるみたい。)
その様子を見て、私は驚きました。
クラスのお友だちに、息子は、
「おーい!みんな〰️!」と、話しかけるではありませんか。
ホントはZoomで授業を受けている生徒は、音声をミュート🔇にして、声など届けてはいけません。
なのに、息子ったら!と、注意しようとしたら、クラスのお友だちが、
「おー!息子君!元気〰️?」
とか、
「ねぇー、息子。俺、今日は遅刻しなかったんだよ〰️。」
とか、話しかけできました。
その日1日、息子がZoomで授業を受ける様子を見ていた私は、息子の学級には、「息子用ルール」が存在する事を実感しました。
学級のお友だちは、「息子君だから」と、いう理由で、大抵のことは許してくれたり、受け入れてくれているようです。
これは、担任の先生の指導がクラスのみんなをそうさせたようです。

この前、ワガママな事を言う息子の事で、担任の先生から、お電話をいただきました。私は、「担任の先生が優しいので、甘えているんだと、思います。息子は、生徒指導部や、体育科の怖い先生に対しては、そんなことを言わないと思うのです。」と、言ったところ、担任の先生は、「大きな声出して、静かにさせるのは簡単です。でも、それって、犬猫と同じじゃないですか。息子君が考えて、自ら行動するには、それではダメなのです。あと、大きな声出して、乱暴に指導した場合、クラスの子たちも、同じように息子君に接してしまいます。」と、言われました。
なるほど〰️、と、もう、脱帽でした。
クラスのみんなが息子に優しいのは、担任の先生の指導のおかげなのかもしれません。

通級指導教室は、ソーシャルスキルを身に付けることをねらいとしているらしいです
。本当にソーシャルスキルを身につけてきてくれると、嬉しいです。
今では、もう少し早い時期から、通級指導教室に通わせれば良かった、と、いう気持ちもあります。

「息子特別ルール」は、高校に進学したら通用しないので、中学校のうちに、多くの事を身に付けていってもらいたいです。