●祖母と交わした約束
私の母は、私を出産した際、妊娠中毒症で他界。祖母が母親代わりとなって、大事に育ててくれました。
学校の行事にも、祖母は若いお母さん方に交じって参加。入試の時も、教学試験の時も、題目をとなえ、勇気付けてくれました。だから、私にとっては、祖母が「お母さん」そのものです。
幼いころ祖母と二つの約束をしました。一つ目は「母の分まで強く誠実に生きること」。二つ目は「学会と同志に尽くすこと」です。
この約束は、祖母が亡くなった今でも心に刻み、実践しています。
毎年、5月3日「創価学会母の日」を迎えると、育ててくれた母に、心から報恩感謝の題目を送っています。
(神定 祐子 東京・板橋区 病院勤務)
●信心で人生観が一変
物心付く前に母と死別した私は、幼いころから「母の日」が嫌いでした。母がいないことで、学校でいじめに遭うなど、何度も悲しい思いをしたからです。
「なぜ私にはお母さんがいないの?」と、ずっと、自身の境遇に不満を抱いていました。
しかし、9年前に仏法と巡り合い、人生観が一変。入会前に抱えていた家庭不和の悩みが解消し、母と同じ持病のリウマチも少しずつ回復。気が付けば、優しい家族に支えられ、心身共に強い自分になることができました。全て信心のおかげです。
病弱な体で、末っ子の私を産んでくれた母への感謝は尽きません。今では毎年、私の娘が祝ってくれる「母の日」が大好きです。
(森 さゆ里 40堺市北区 主婦)