誕生を心から喜ぶ
 東京都江東区 森 美由紀(主婦 40歳)
 3人の子どもがいます。3回の出産を経験して思うのは、初めての時と、2回目、3回目とでは、手助けしてほしいことが違うということです。
 初めての時は、慣れない育児で体力的にも精神的にもとてもつらかったのです。ですから、経験者である母の手助けはとてもありがたく思いました。
 ただ、自分で初めての出産で、必死に母親になろうとしていたので、何でもやってもらうと、自己嫌悪からイライラしてしまうことがありしまた。そんな時、いろいろ助けてくれながらも、「でも、赤ちゃんが一番大好きなのは、お母さんなのよ」という励ましが、大きな力になりました。
 二人目の時は、上の子の赤ちゃん返りなどが、大変でした。家事などの助力も、もちろんうれしかったのですが、周りの大人が上の子のフォローをしてくれたのが、とてもありがたかったのです。
 何より、赤ちゃんの誕生を、周りが心から喜んでくれていると感じることで、育児のつらさが薄れていきました。赤ちゃんの時期は、あっという間に過ぎてしまいます。家族で、〝赤ちゃんのいる生活〟を楽しんでいただきたいものです。
夫の知恵に脱帽
神戸市垂水区 宮崎 奈美子(主婦 42歳)
 〝転勤族〟のわが家に長女が誕生したのは、今から約4年前。高知で暮らしていた時のことです。
 出産前に病院が実施している「両親学校」に通い、夫婦で育児について学びました。産後は普通、心身共に疲れ、精神的に不安定になりがち。でも、両親学級のおかげで、夫は残業を控え、育児や家事を積極的に手伝ってくれ、本当に助かりました。
 ある晩のこと。疲れて早く寝たいのに、赤ちゃんが泣きやまず、まったく寝てくれません。私も一緒に泣きたくなった時、夫が「僕に抱かせて」と言って、外に出て行ったのです。
 しばらくして帰ってくると、赤ちゃんは夫の腕の中でぐっすり眠っていました。驚いて訪ねると、「坂本龍馬が見た、高知の美しい月を二人で見てきた」と言うのです。
 夫の知恵と豊かな詩心に脱帽し、心身の心にゆとりが無いことを猛省しました。
 その後、夫のおかげで(!?)、長女は自然を愛する子に成長しました。
 私自身も、一家の名月ならぬ太陽として、〝心豊かに〟をモットーに、楽しく育児に励んでいます。
周囲の感謝を忘れずに
愛媛県松山市 尾崎 菊枝(主婦 34歳)
 現在、7歳の長男、5歳の長女、2歳の次女の子育て真っ最中。最初の出産後は、生活面でも子育ての面でもリズムがうまくつくれませんでした。
 そんな時、母が「時にはお花でも植えてみたら?」と季節を感じさせる花の苗を買ってきてくれました。初めての子育てでいっぱいいっぱいになってしまっていた時に、良い気分転換になりました。
 長女が生まれると、父が「家の手伝いは難しいけど、子守りなら」と、長男を自転車に乗せて、近所をサイクリングしてくれました。次女が生まれると、目の回るような忙しさでした。上の子たちとゆっくり遊んであげる余裕もなく、ささいなことでイライラすることもありました。
 そんな時、義弟たちが、上の子を車で釣りや公園に連れて行ってくれました。「たまには、ゆっくりしたら」の一言にとても助けられました。義弟たちは、今でも子どもたちの誕生日を祝ってプレゼントをしてくれたり、食事に誘ってくれたりしています。
 私の場合、恵まれているのだと思いますが、周囲への感謝を忘れずに、一日一日を大切にしていけたらと感じています。

おわり