まぶしい〝人生の大先輩〟
大阪府豊中市 酒井 道子 (主婦 51歳)
29歳で、父となった夫、夜遅くまで働き、さらに地域の活動で、3人の子の子育てに参加するのは、オーバーに言うと、盆と正月くらいでした。
そんな夫が、46歳から56歳の今日までずっと、単身赴任の日々。その間に、子どもたちは皆、成人しんした。
しかし。子どもの悩みの相談役は、一手に夫が引き受けています。
たまにしか会えない父親に、仕事の悩み、活動の意義、恋愛の相談まで・・・。
社会で戦ってきたおとうさんは、まぶしい〝人生の大先輩〟のようです。
「お父さんも必死の男子部時代があった」「対話を喜んで持続したことで、今日の友人の輪がある」「等身大で素直に生きろ」「正直が大切だよ」・・・。
実践に裏付けられた父の助言は、水が砂に染み込むように、子どもたちの心を潤しているようです。
やっと出番が来たお父さんは、遅ればせながら今、子育て奮闘中です。
「あと、おっぱいさえあれば」
青森県おいらせ町 池崎 美幸(主婦 34歳)
パパが家にいる時、3歳の娘担当はパパ、8カ月の息子担当は私。これが現在のわが家のスタイルです。娘はパパが大好きです。夫も、多忙ながら、娘が生まれた時からずっと育児に協力してくれています。
オムツ替えやお風呂など、一通りのことはすべてでき、「あと自分にもおっぱいさえあれば完璧なのに」と、よく言っていました。
仕事や活動の合間に、1分でも時間があれば、全力で遊んでくれます。また時間の余裕がある時は、歯磨き、読み聞かせをして寝かし付けてくれます。
ここ数ヵ月、難しい年ごろになった娘に対し、私と同じように、イライラしたり叱ったりすることもしばしばです。私としては、内心、気持ちを共有でき、救われます。
でも根底には、子どもの将来を思う一念があふれていることが感じられ、とてもうれしく、また教えられる思いです。たまにしか会えない私の両親も、夫の姿にはいつも感服しています。私も心から感謝しています。
何でも一緒にする
東京都豊島区 石川 弘志(会社員 39歳)
2歳11カ月の男の子の父親です。子どもが2歳になる前の出来事で、育児に関する考え方が大きく変わりました。「パパがシャワーをしてあげるね」と頭にシャワーをかけたら、「自分でしたいけど、まだ僕できないの!」と急に泣き出したのです。
単語しか話せなかった子どもが、突然話をしたことへの驚き。同時に、〝まだ子どもなんだから、何でもやってあげればよい〟と思っていたことの間違いに気付き、とても反省しました。
それからは、①何でも一緒にする②先に手本を見せる③ゆっくりとやりたいことを聞いて、その通りさせてあげる④うまくいかない時だけ、ちょっと手伝ってあげる、の四つを心掛けています。
それが良かったのか、今はイヤイヤを言って泣くことも少なく、歯磨き、着替え、風呂、朝晩の題目三唱、壮年部の会合と、何でも私にくっついてきて、元気に成長しています。子どもの育ちに合わせ、私も父親として成長していきたいと思います。
おわり