「日本食茶の会」理事長 石川美知子
秋の風情を感じる料理
定年退職後に農作業を始める人が増え、おすそ分けとして、みずみずしい野菜をいただく機会が多くなりました。
何ともありがたいことなのですが、喜んでばかりはいられません。
私の友人は、リタイアした夫の菜園作りに付き合わされ、こんなはずではなかったと嘆くことしきり。さらに、種や苗の出費も大きく、収穫した作物を親や親せきや知人に配り歩くのも大仕事なのだと言います。
そんな汗と苦労が染み込んだ、新鮮な野菜を、あだやおろそかにはできません。そこで、野菜を蒸したり、ゆでたり、ひと手間加えた「緑茶ドレッシングサラダ」を作ってみました。
【材料】
野菜(ナス、トウガンまたは大きなキュウリ、オクラ、ミョウガ、枝豆またはソラマメ)人数に合わせて適宜
煮汁(水適宜 中華スープの素小さじ1 酒大さじ2 塩少々)
緑茶ドレッシング(しょうゆ大さじ2 酢大さじ1 砂糖、ゴマ各大さじ1/2 新潟県の辛味調味料のかんずり、または九州のユズコショウ小さじ1/4 粉末緑茶小さじ1/2)
【作り方】
① ナスは丸のまま蒸気の上がった蒸し器に並べ、12分ほど蒸す。少し冷ましながら、へたを取り、竹ぐしで8等分~10等分に割く。
② 鍋に煮汁の材料を入れ、味を調える。トウガンは種を除き、皮をむき、4等分くらいに切り、鍋に入れる。
③ 鍋を火にかけ、トウガンが柔らかく透きとおるまで煮る。取り出して5ミリ厚さに切る。さらにオクラ、ミョウガ、枝豆をゆでる。
④ 緑茶ドレッシングの材料を混ぜ合わせ、容器に入れる。
⑤ 大皿(涼やかなガラスや中華の蛍焼きなどが合う)に野菜を彩りよく盛り付け、枝豆を散らし、緑茶ドレッシングを掛けていただく。
緑茶の葉を水に浸したものを、パラパラと散らして苦味を利かせると、大人の味が楽しめます。市販のドレッシングでは物足りない方は、一度お試しください。